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就活の面接の逆質問の作り方|新卒で聞く質問の例と考え方

更新日 2026/10/15 / アオハルOS 編集部

逆質問は、質問の中身よりも「どこまで調べてきたか」が出る場面です。調べれば分かることを聞くと準備不足が伝わり、調べた上でしか聞けない質問をすると関心が伝わります。この記事では、避けたい型と、公開情報から質問を組み立てる手順を具体的に整理します。

逆質問は何を見られているのか

面接の終わりに「何か質問はありますか」と聞かれるのは、形式的な締めくくりであると同時に、応募者の関心と理解度が見える場面でもあります。採用側から見ると、逆質問には次の情報が含まれます。

  • どこまで調べてきたか(公開情報を読んでいるか)
  • 何に関心があるか(事業内容か、働き方か、育成の仕組みか)
  • 入社後の自分をどう想像しているか

ここで重要なのは、「鋭い質問をして評価を上げる場」ではないということです。質問の内容そのものより、調べた形跡があるかどうかが伝わります。奇をてらう必要はなく、調べた上で疑問に残ったことを素直に聞けば十分です。

なお、就職活動の日程には政府からの要請があり、2027年度(2028年3月)卒業・修了予定者等については、広報活動の開始は3月、採用選考活動の開始は6月、正式な内定は10月を原則とする日程が示されています(出典参照)。逆質問の準備は、選考が始まってから考えるのではなく、説明会や企業研究をしている段階でメモしておくと間に合います。

避けたほうがよい逆質問の型

NGかどうかは質問の文面ではなく、「調べれば分かるか」「この場で聞く意味があるか」で判断できます。避けたいのは次の4つの型です。

型例なぜ弱いか
調べれば分かる事業内容を教えてください公開情報を読んでいないことが伝わる
漠然としている御社の雰囲気はどうですか答える側も何を答えるか決められない
条件だけ残業はどれくらいですか関心が働く条件だけに見えることがある
聞かない特にありません準備していないと受け取られやすい

ただし、働く条件を聞くこと自体が悪いわけではありません。働き方は入社後の生活に直結するので、聞いてよい情報です。問題は、条件だけを単独で聞く形になることです。「配属後1年目はどのような業務を担当することが多いですか。あわせて、繁忙期の働き方も伺えますか」のように、業務の話と組み合わせると、関心の方向が伝わります。

公開情報から逆質問をつくる3ステップ

逆質問は、ひねり出すものではなく公開情報から組み立てるものです。次の3ステップで、1社あたり15分ほどで2〜3個つくれます。

  1. 読む — 採用ページ、事業紹介、直近のニュースリリース、説明会の資料を1つずつ見て、印象に残った記述をそのまま書き写す
  2. 引っかかりを書く — その記述を読んで分からなかったこと、自分の予想と違ったことを1行で書く
  3. 聞く形にする — 「◯◯と書かれていたのを読みました。××という点はどのように進めているのでしょうか」の形にそろえる
【テンプレート】採用ページで「◯◯(読んだ内容)」と拝見しました。△△(自分の関心・経験)に取り組んできたので、□□(具体的に知りたいこと)について伺いたいです。
【例】新規事業を複数立ち上げていると拝見しました。学生団体で新しい企画を立ち上げた経験があるのですが、御社では立ち上げの段階で若手がどこまで関わる形が多いのでしょうか。

このテンプレートの利点は、「読んだ事実」が冒頭に入ることです。質問の形を借りて、調べてきたことを自然に伝えられます。

若者雇用促進法の職場情報を質問の材料にする

聞きたいことがあるのに切り口が見つからないときは、法律で企業が提供することになっている職場情報を手がかりにできます。若者雇用促進法では、新卒者等の募集を行う企業が、職場情報として次の3類型それぞれから1項目以上を提供することとされています。

  1. 募集・採用に関する状況
  2. 職業能力の開発・向上に関する状況
  3. 職場への定着の促進に関する状況

項目には、新卒者等の採用者数・離職者数、平均継続勤務年数、研修や自己啓発支援の有無とその内容、キャリアコンサルティング制度や社内検定等の制度の有無、月平均所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数、メンター制度の有無などが含まれます(出典参照)。

これらは本来、応募者が知るための情報です。公開されている項目を読んだ上で、その先を聞くと質問が具体的になります。

  • 研修の記載を読んだ上で: 「入社後の研修について拝見しました。研修で学んだことを現場で使う機会は、どの段階から出てきますか」
  • 制度の記載を読んだ上で: 「キャリアコンサルティングの制度があると拝見しました。実際にはどのようなタイミングで利用する方が多いのでしょうか」

企業が公表している項目や提供方法は会社ごとに異なります。採用ページやハローワークの求人情報で、その企業が出している項目を確認してから質問を組み立ててください。

一次面接と最終面接で逆質問を変える

同じ質問を全選考段階で使うと、面接官の立場と合わなくなることがあります。誰が答えられる質問かで分けておくと自然です。

段階面接官の立場(一般的な例)向いている質問
一次若手社員・人事1日の業務の流れ、入社後すぐの仕事、研修の実際
二次現場の管理職配属先での役割分担、評価される行動、チームの進め方
最終役員・経営層事業の方向性、今後力を入れる領域、求める人材像の背景

最終面接で「残業時間」だけを聞くと場に合わないのと同様に、一次面接で「10年後の事業戦略」を聞いても答えにくいことがあります。段階ごとに2問ずつ用意しておけば、どの面接でも手持ちがあります。

思いつかないとき・緊張で忘れそうなとき

「特にありません」を避けたいが本当に浮かばない、という場合の現実的な対処は次のとおりです。

  1. 面接の中で出た話を拾う — 「先ほど◯◯と伺いましたが、その点についてもう少し教えていただけますか」は、その場でしか作れない質問です
  2. 自分の準備につなげる — 「内定後、入社までに勉強しておくとよいことはありますか」は段階を問わず使えます
  3. 聞く相手自身の経験を聞く — 「◯◯さんがこの仕事で面白いと感じるのはどんな場面ですか」は、立場を問わず答えやすい質問です

緊張で忘れる対策は、手元のメモに頼ることです。面接の場でメモを見てよいか不安なら、「メモを見てもよろしいでしょうか」と一言断れば問題になりにくく、準備してきたことが伝わる場合もあります。質問は3つ書いておき、面接中に答えが出てしまったものは線を引いて消す、という運用にしておくと、重複を避けられます。

メモの可否や持ち物の指示は企業によって異なります。案内メールや募集要項の指示に従ってください。

よくある質問

Q. 就活の逆質問が思いつかないときはどうすればいいですか。
面接の中で出た話題を拾って掘る質問が、その場でしか作れないので有効です。あわせて「入社までに勉強しておくとよいこと」「面接官自身がこの仕事で面白いと感じる場面」は段階を問わず使えます。事前に3つ用意し、答えが出たものは消していく形にすると困りにくくなります。
Q. 新卒の面接で逆質問は何個聞けばいいですか。
実際に聞くのは1〜2個で十分ですが、用意は3個しておくと安心です。時間が限られている場合は「1点だけ伺ってもよいでしょうか」と前置きすると進めやすくなります。
Q. 給与や残業について逆質問すると不利になりますか。
働き方や待遇は入社後の生活に直結する情報で、本来は確認してよい事項です。条件だけを単独で聞く形にせず、業務内容の質問と組み合わせると関心の方向が伝わりやすくなります。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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