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ESの準備はいつから?就職・採用活動日程から逆算する進め方

更新日 2026/10/10 / アオハルOS 編集部

ESの準備開始時期は、就職・採用活動日程から逆算すると決まります。広報活動の開始が3月1日以降とされているため、3月に提出が重なる前提で準備を組むのが現実的です。

公式に示されている日程を確認する

就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議がまとめた「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」(令和7年12月26日)では、原則として次の日程が示されています。

区分開始時期
広報活動開始卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
採用選考活動開始卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日卒業・修了年度の10月1日以降

2027年度卒業予定者、つまり2028年3月卒業予定の人にとっては、広報活動が2027年3月1日以降、採用選考活動が2027年6月1日以降という並びになります。

この文書では、実態面として「インターンシップ等が、実態上は採用活動につながっている」とも触れられています。また採用選考活動の開始時期について、2週間以上の専門活用型インターンシップに参加した人材に関する例外の扱いが注記されています。

これは関係省庁から企業に示された考え方であり、すべての企業の実際の日程がこの通りになるとは限りません。応募先ごとのスケジュールは、各企業の採用ページで確認してください。

逆算すると、ESの準備はいつ始めるか

3月1日以降に広報活動が始まると、会社説明会やエントリー受付、ESの提出がこの時期に重なります。提出が集中する時期に初めてESを書き始めると、1社ごとに文章を一から作ることになり、時間が足りません。

そこで、3月を「書く時期」ではなく「出す時期」と考え、それより前を「素材をそろえる時期」にします。具体的には、次の分け方です。

  1. 10月〜12月:素材集め(経験の棚卸しと言語化)
  2. 1月〜2月:型づくり(頻出設問の下書きを作る)
  3. 3月以降:当てはめ(企業ごとに調整して提出)

この順にすると、3月以降にやることは「下書きを応募先に合わせて調整する」作業だけになります。

10月〜12月にやること:素材集め

この時期は、ESの文章を書くのではなく、材料を書き出す作業に充てます。

  1. 大学入学以降の経験を、時期つきで10件書き出す(授業、ゼミ、アルバイト、サークル、資格、インターンシップなど)
  2. それぞれについて「何が難しかったか」を一文で書く
  3. 「それに対して自分が何をしたか」を一文で書く
  4. 「結果として何が変わったか」を一文で書く

この4行がそろった経験が、ESで使える素材です。4行のうち2行しか書けない経験は、まだ自分の中で整理されていないか、ESに向かない経験です。無理に使わず、他の経験に切り替えてください。

(素材の例)ゼミの共同発表/資料の分担が偏り作業が止まった/担当範囲を一覧化して週1回の確認を提案した/提出前の作業集中が減り、発表準備に時間を回せた

1月〜2月にやること:頻出設問の下書き

素材がそろったら、よく問われる設問について下書きを作ります。多くのESで形を変えて問われるのは、次の3つです。

  1. 学生時代に力を入れたこと
  2. 自己PR(強みとその裏づけ)
  3. 志望動機

1と2は企業が変わっても中身が大きく変わらないため、先に400字程度で書き上げておけます。3は企業ごとに変わるため、この時期は「自分が仕事選びで何を重視するか」を200字程度で言語化しておくところまでで構いません。

字数はESごとに異なります。400字で書いたものを200字・600字に伸縮できるよう、削れる文と足せる文を自分で把握しておくと、提出時の作業が短くなります。

400字の下書きを200字・600字に伸縮する手順

ESの字数は200字、300字、400字、600字と企業ごとに変わります。そのたびに書き直すのは非効率なので、400字を基準に、削る順番と足す順番を先に決めておきます。

字数構成
200字結論+行動+結果
400字結論+状況+課題+行動+結果
600字400字の構成+行動を選んだ理由+学んだこと

削るときは、状況説明から先に落とします。「いつ・どこで」の情報は読み手にとって重要度が低く、結論と行動が残れば伝わります。逆に足すときは、エピソードを追加せず、同じエピソードの中で「なぜその行動を選んだか」を書き足してください。話を増やすと一つあたりの説明が薄くなり、600字を使っても内容が浅く見えます。

字数指定が「○字程度」の場合の扱いは企業により異なります。指定の表現どおりに収めるのが安全です。

3月以降にやること:企業ごとの調整

広報活動が始まると、提出が重なります。この時期の作業は次の3点に絞ります。

  1. 志望動機を応募先に合わせて書く(事業内容や職種の情報を確認した上で)
  2. 下書きを設問の字数に合わせて伸縮する
  3. 設問文が聞いていることに答えているか確認する

3は見落としやすい部分です。「力を入れたこと」と「困難を乗り越えた経験」は似ていますが、後者は困難の中身の説明に比重が必要です。下書きをそのまま貼るとずれが生じるため、設問文を読み直してから調整してください。

提出前チェックリスト

  • 設問文が聞いていることに、冒頭の一文で答えている
  • 一つのエピソードに絞り、複数の話を詰め込んでいない
  • 数字を使った場合、何に対しての数字かを自分で説明できる
  • 字数の指定を満たしている(下限がある場合は特に注意)
  • 面接で同じ内容を声に出して説明できる状態になっている

最後の項目は、提出後の準備にそのままつながります。書いた一文を声に出して説明してみて、詰まる部分があれば、その箇所の表現自体を具体化しておくと、面接で同じ言葉で答えられるようになります。

よくある質問

Q. ESの準備は3年の秋から始めて間に合いますか。
広報活動の開始が卒業年度直前の3月1日以降とされているため、秋のうちに経験の棚卸しを済ませ、冬に下書きを作る流れで組めば、提出期に調整だけで対応できます。ただし企業ごとに実際の日程は異なるため、応募先の採用ページを確認してください。
Q. 学生時代に力を入れたことに、特別な実績がありません。
実績の大きさより、何が難しく、どう動き、何が変わったかが説明できるかが伝わる部分です。アルバイトのシフト調整や課題の締切管理といった身近な場面でも、この4点がそろっていれば素材になります。
Q. 志望動機は何社分も先に書いておくべきですか。
事前に書けるのは「自分が仕事選びで何を重視するか」の部分までです。応募先ごとの事業内容や職種に触れる部分は、その企業の情報を確認してから書くほうが、設問に答えた文章になります。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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