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ESの自己PRの書き方|4ステップの構成と強みの選び方
更新日 2026/10/07 / アオハルOS 編集部
ESの自己PRは、「強みの結論 → 根拠となる場面 → 自分がとった行動 → 仕事での再現性」の4つを順番に書けば形になります。強みが思いつかない場合も、先に経験を棚卸しして、そこから言葉を決める順番にすると詰まりにくくなります。
自己PRで確認されていること
自己PRで見られているのは、人柄の良さそのものではなく、「その強みが、入社後の仕事で再現されそうか」です。だから、強みを宣言するだけの文章は弱くなります。根拠となる具体的な場面と、自分がとった行動がセットで必要です。
前提として、採用選考は応募者の適性と能力に基づいて行うこととされています。厚生労働省は、公正な採用選考の基本的な考え方として、応募者の基本的人権を尊重すること、応募者の適性・能力に基づいた基準により行うことの2点を示し、本人のもつ適性・能力以外のことを採用基準にしないよう求めています。
つまり、評価の土俵は「仕事に関係する適性と能力」です。自己PRでは、家庭環境や生まれ育ちではなく、自分が何をどう考えて行動したかを書いてください。
自己PRとガクチカの違い
同じエピソードを使っても構いませんが、問われていることが違います。
| 項目 | 自己PR | ガクチカ |
|---|---|---|
| 問われていること | あなたはどんな強みを持つ人か | 何に力を入れ、どう取り組んだか |
| 文章の中心 | 強み(性質・能力) | 取り組みのプロセス |
| 書き出し | 強みの結論から | 取り組んだことの結論から |
| ゴール | 入社後の再現性を示す | 課題解決の進め方を示す |
同じ経験を両方に使う場合は、自己PRでは「その経験から見える自分の性質」に、ガクチカでは「課題への向き合い方の過程」に寄せると、読んだときに重複した印象になりません。
4ステップの構成
- 結論:強みを一文で言い切る(「私の強みは〜です」)
- 根拠:その強みが現れた場面を一つだけ、状況が分かる程度に説明する
- 行動:そこで自分が考えたこと・実際にとった行動を具体的に書く
- 再現性:その強みを仕事でどう活かすかを一文で結ぶ
【400字の型】
私の強みは、問題の原因を分けて考えたうえで手を打てることです。(結論・約30字)
アルバイト先のカフェで、ピーク時間帯の提供の遅れが続いていました。原因は人手だと言われていましたが、注文から提供までの工程を時間帯別に記録したところ、遅れの大半が特定のドリンク2品の調理時間に集中していることが分かりました。(根拠・約110字)
そこで、その2品の仕込みを開店前に前倒しする手順を提案し、店長と相談のうえ試験的に導入しました。提供時間が短くなり、手順はその後も続けられています。(行動・約70字)
貴社でも、感覚で判断せず、まず事実を分けて確認したうえで改善策を出す姿勢を活かしたいと考えています。(再現性・約50字)
200字指定の場合は、根拠を1文に圧縮し、行動と再現性を残します。削るのは状況説明であって、自分の行動ではありません。
強みが思いつかないときの棚卸し手順
強みを先に決めようとすると手が止まります。経験から逆算してください。
- 直近2年で、時間をかけたことを5つ書き出す(学業・サークル・アルバイト・インターン・個人の活動)
- それぞれについて、「うまくいかなかった場面」を一つ思い出す
- そのとき自分が最初にとった行動を書く
- 3に共通している動き方を探す(まず人に聞く/まず記録を取る/まず試す/まず段取りを引く)
- その共通点を強みの言葉に直す
- まず記録を取る → 事実を確認してから判断する
- まず人に聞く → 周囲を巻き込んで情報を集める
- まず試す → 小さく試して修正していく
- まず段取りを引く → 全体の手順を設計して進める
この順で出した言葉は、根拠となるエピソードが最初から手元にあるため、後の文章が書きやすくなります。
よくあるつまずきと直し方
- 強みが抽象的(「コミュニケーション能力」だけで終わるなど)→ どの場面のどんな行動を指すのかを一文足す
- エピソードが複数 → 一つに絞り、残りは面接で話す材料として残しておく
- 結果だけ書いてある → 結果の前に、自分が何を考えてそうしたかを入れる
- チームの成果と自分の行動が混ざっている → 主語を「私は」に直して書き直す
- どの会社にも同じ文章 → 最後の再現性の一文だけでも、その会社の仕事内容に寄せる
提出前に声に出して読み、息継ぎが苦しい文は二つに割ってください。読みにくさの多くは一文の長さが原因です。
よくある質問
- Q. 自己PRとガクチカに同じエピソードを使っても大丈夫ですか。
- 同じ経験を使うこと自体は問題ありません。ただし、自己PRは「その経験から見える自分の強み」、ガクチカは「取り組みの過程」に焦点を置いて、書き分けてください。全く同じ文章を貼り付けると、見える情報が増えないためもったいない使い方になります。
- Q. 短期間の経験や、途中でやめたことを書いてもいいですか。
- 書いて構いません。期間の長さより、そこで何を考えて行動したかが読まれます。やめた経験の場合は、やめた理由を責任転嫁せずに説明できるよう準備しておくと、面接で深掘りされても答えやすくなります。
出典・参考
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。