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早稲田大学 文化構想学部の年内入試|志望理由書と課題レポートの書き方

更新日 2026/10/10 / アオハルOS 編集部

早稲田大学 文化構想学部に「自己推薦入試」という名称の入学試験は設けられていません。学部の公式ページで案内されている年内の入試は、JCulP(国際日本文化論プログラム)日本学生入試、地域探究・貢献入試、指定校推薦入学試験です。この記事では、公式要項で確認できる提出書類と、書類の組み立て方を整理します。

「文化構想学部の自己推薦入試」を探している人が最初に確認すること

早稲田大学には「全国自己推薦入試」という名称の入試がありますが、これは社会科学部など別の学部の制度です。文化構想学部の入学試験情報ページ(文学学術院)に掲載されている試験の種類は、JCulP日本学生入試、一般選抜(3教科方式・英語4技能テスト利用方式・共通テスト利用方式)、地域探究・貢献入試、外国学生入学試験、指定校推薦入学試験、学士入学試験、転部試験です。帰国生入学試験は2021年度入試より募集を停止しています。

検索でたどり着いた情報が「自己推薦」という名前で書かれている場合、別の学部の制度を指しているか、過去の名称を指している可能性があります。志望理由書の書き方を調べる前に、自分が受けようとしている入試の正式名称を、学部の公式ページで一度確認しておくのが安全です。

文化構想学部で志望理由書に相当する書類を提出するのは、JCulP日本学生入試と地域探究・貢献入試です。ただし書類の名称・言語・分量はまったく違います。

入試書類言語・分量
JCulP 日本学生入試志望理由書英語・約800語
地域探究・貢献入試課題レポート(様式③)日本語・所定用紙4枚以内

入試の名称・区分・提出書類は年度によって変わります。出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

JCulP日本学生入試の出願資格と提出書類

JCulP(Global Studies in Japanese Cultures Program:国際日本文化論プログラム)の日本学生入試は、2027年度の要項では次の3つをすべて満たすことが出願資格とされています。

  1. 早稲田大学文化構想学部のJCulPで学ぶことを強く希望すること
  2. 日本の学校教育制度による高等学校等の卒業者、または2027年3月31日までの卒業見込み者であること(ほかに認められた区分を含む)
  3. 英語4技能テストで基準点以上の結果があること

国籍や居住地によって出願区分が決まるのではなく、最終的に卒業した学校によって区分が決まる仕組みです。国際バカロレアやGCE Aレベルなどの資格保有者は、海外学生入試(9月入学枠)に出願することとされています。

提出書類の中心は、英語で約800語の志望理由書です。要項では、JCulPで学びたいこととその適性・独自性を書く書類として示されており、TAO(出願システム)にPDFでアップロードします。様式面では、本文やヘッダーなどに氏名を書かないこと、本文の末尾を「The End」とすることが指定されています。

Academic Honors、Personal and Volunteer Activitiesの欄は任意ですが、各1つ以上の記入が強く推奨されています。いずれも英語で記入します。推薦書は不要で、提出しても評価されないことが明記されています。学校の先生に推薦書を依頼する前に、この点は確認しておいてください。

選考は2段階です。第1次試験は書類審査、第2次試験は英語による面接で、Zoomを使い約15分、2026年12月6日(日)に実施されると要項に示されています。

英語4技能テストの基準点、出願期間、面接日程は年度ごとに変わります。必ず最新の要項で確認してください。

英語約800語の志望理由書をどう組み立てるか

約800語という分量は、日本語の志望理由書800字とは体感がかなり違います。英語800語は日本語に直すと2,000字前後の内容量になるため、理由を一つだけ書いて終わる構成では埋まりません。

要項が求めているのは、JCulPで学びたいこととその適性・独自性です。この3点を段落に割り当てると、構成が決まります。

  1. 学びたいことを一段落で示す(何を、どの角度から学びたいのか)
  2. そこに至った経験を一段落(具体的な場面を一つに絞る)
  3. JCulPで学ぶ適性を一段落(これまでに積んだ学習や活動との接続)
  4. 独自性を一段落(同じ関心を持つ人と自分の視点がどう違うか)
  5. 入学後の計画と、その先にしたいことを一段落

4番の「独自性」が、日本語の志望理由書には出てこない項目です。難しく考える必要はなく、同じテーマに関心を持つ人が選ばないであろう素材を一つ出せば足ります。地域の資料、家族や周囲から聞いた話、自分が続けてきた記録など、他の人が持っていない材料が独自性になります。

英語で書くときの実務的な注意点は3つあります。

一文を短く切る。接続詞でつなぎ続けると、読み手が主語を追えなくなります。
固有名詞は正式名称で書く。学校名・地名・作品名を略すと、読み手が特定できません。
氏名を本文に書かない。要項で禁止されているため、経験の説明で自分の名前が出ないよう言い換えます。

語数の数え方や様式の指定は要項で細かく定められています。提出前に要項の該当箇所を読み直してください。

地域探究・貢献入試の課題レポート5つの設問

地域探究・貢献入試では、様式③の課題レポートが中心の書類になります。2027年度の要項では、所定用紙4枚以内、パソコン作成が原則、文字サイズは11ポイント以上と指定されています。記入した分量が3枚以内に収まる場合であっても、4枚目まで必ずつけることとされています。

設問は5つで、①〜⑤の番号を用いて項目別に記述します。

  1. どのようなことを地域の課題と考えているか
  2. 志願者自身がその課題があることを意識したのはなぜか
  3. その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか
  4. 本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか
  5. 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか

この5問は、一般的な志望理由書の構成とほぼ同じ順番で並んでいます。違うのは、①と②で「地域の課題」を先に置いていることです。自分の関心から書き始めるのではなく、課題の存在を示してから、自分がそれに気づいた経緯を書く順番になっています。

書き始める前に、①の課題を一文で言えるかを確認してください。「地元に活気がない」のような状態の描写では、②以降が書けません。「誰の」「どの場面で」「何が足りていないのか」まで絞ると、③の活動、④の学び、⑤の貢献が自然につながります。

選考は、1次選考が書類審査、2次選考が総合試験(筆記)で、論理的思考力を問う120分の試験とされています。最終選考は2次選考の合格者を対象に大学入学共通テストの成績で判定され、文化構想学部の指定科目は外国語(英語)、国語、地歴(「歴史総合,世界史探究」または「歴史総合,日本史探究」から1科目)の3教科3科目です。要項では、共通テスト(配点300点)の得点について合格の基準となる点数が示されています。

選考方法・指定科目・得点基準・各日程は年度によって変わります。必ず出願する年度の要項で確認してください。

課題レポートを4枚で構成する手順

4枚という分量は、5つの設問に均等配分すると1問あたり1枚弱です。ただし均等に割る必要はありません。配分の出発点としては、次の形が扱いやすくなります。

  1. ①課題の提示と②気づいた経緯で、あわせて1枚半
  2. ③これまでの活動で、1枚半
  3. ④学びたいことと⑤卒業後の貢献で、あわせて1枚

③を厚くするのが要点です。①②④⑤は考えを書く部分ですが、③だけは事実を書く部分で、書ける量が人によって違います。活動の記録が手元にあるなら、時期・場所・一緒に取り組んだ相手・結果を具体的に並べると、ここだけで1枚半は埋まります。

逆に、③に書ける活動が少ない場合は、規模の大きい活動を探すのではなく、日常の中で続けてきたことを書いてください。地域の資料を読み続けた、商店街の店に話を聞いた、学校の探究活動で調べた、といった取り組みでも、①の課題とつながっていれば根拠になります。

提出前の確認は、設問の番号を追いながら行います。

  1. ①で挙げた課題の語が、③④⑤にも出てきているか
  2. ④で挙げた学部・学びの内容が、①の課題を扱える分野になっているか
  3. ⑤が、④で学んだことを使う形になっているか

この3点がつながっていないと、5つの設問にそれぞれ答えてはいるのに、全体として一本の線にならない状態になります。

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出願スケジュールと確認先

2027年度の要項では、JCulP日本学生入試は入学検定料の納入が2026年8月24日(月)〜9月7日(月)、志願者情報の登録と出願書類の提出が2026年9月1日(火)〜9月7日(月)とされています。TAOでの出願完了は締切日の23時59分まで、郵送書類は国内からは締切日消印有効、国外からは締切日必着です。

地域探究・貢献入試の出願期間は2026年9月1日(火)〜9月10日(木)、締切日消印有効とされています。1次選考の合格発表は2026年10月9日(金)10時です。

いずれも出願は夏の終わりに締め切られます。10月以降にこの記事を読んでいる高校2年生以下の方は、英語4技能テストのスコア取得と、課題レポートに書ける活動の記録を、今の学年のうちから進めておくのが現実的です。

最新の情報は、文化構想学部の入学試験情報ページと、早稲田大学入学センターのページで確認してください。地域探究・貢献入試は複数学部での募集があり、学部ごとに指定科目や日程が異なります。

よくある質問

Q. 早稲田大学 文化構想学部に自己推薦入試はありますか。
学部の入学試験情報ページには「自己推薦入試」という名称の試験は掲載されていません。年内の入試として案内されているのは、JCulP日本学生入試、地域探究・貢献入試、指定校推薦入学試験です。名称は年度で変わることがあるため、出願する年度の公式ページで確認してください。
Q. JCulPの志望理由書は日本語で書けますか。
2027年度の要項では、志望理由書は英語で約800語と指定されています。あわせてAcademic HonorsやPersonal and Volunteer Activitiesの欄も英語で記入することとされています。
Q. 地域探究・貢献入試の課題レポートに文字数の制限はありますか。
2027年度の要項では文字数は設けられておらず、所定用紙4枚以内という指定です。3枚以内に収まる場合でも4枚目まで必ずつけることとされており、文字サイズは11ポイント以上です。
Q. JCulPに推薦書は必要ですか。
要項では不要とされており、提出しても評価されないと明記されています。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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