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総合型選抜は秋からでも間に合う|高3の9月・10月にやること
更新日 2026/09/20 / アオハルOS 編集部
9月や10月になってから準備を始めても、総合型選抜・学校推薦型選抜には間に合います。制度上、学校推薦型選抜の出願受付は11月1日以降と定められているからです。この記事では、今から出願までに何を、どの順番でやるかを整理します。最初にやることは1つ、「出願する制度を1つに絞る」ことです。
秋からでも間に合う理由 ― 制度上の日程を確認する
文部科学省が示す「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜は入学願書の受付を令和8年9月1日以降、判定結果の発表を令和8年11月1日以降と定めています。学校推薦型選抜は、入学願書の受付を令和8年11月1日以降、合格発表を令和8年12月1日以降で一般選抜の試験期日の10日前までとしています。
つまり、学校推薦型選抜であれば出願受付が始まるのは11月です。9月下旬の時点でも、出願まで6週間ほどあることになります。総合型選抜も、大学によって出願期間は9月から11月以降まで幅があります。「もう遅い」と感じていても、制度の側では締め切られていないことのほうが多いのです。
| 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 | |
|---|---|---|
| 出願受付の開始 | 9月1日以降 | 11月1日以降 |
| 合格発表 | 11月1日以降 | 12月1日以降(一般選抜の10日前まで) |
| 面接 | 必ず実施 | 原則実施(非公募型は大学が要否を判断) |
| 本人が書く資料 | 必ず評価に活用 | 活用が想定されている |
この表は制度上の枠組みです。実際の出願期間・試験日・合格発表日は大学ごとに異なります。志望校の募集要項で必ず確認してください。
最初にやること:出願する制度を1つに絞る
準備が進まない最大の理由は、選択肢を残したまま作業を始めることです。総合型選抜と学校推薦型選抜では、出願時期も、必要な書類も、学校を通す手続きの有無も違います。両方を同時に準備しようとすると、どちらの書類も中途半端になります。
判断の材料は3つです。
- 志望校がどちらの制度を実施しているか(募集要項で確認)
- 学校推薦型選抜の場合、校内での推薦を受けられる見込みがあるか(担任の先生に確認)
- 出願資格に、評定平均や資格・実績などの条件があるか
この3つを確認すると、多くの場合は選択肢が1つか2つに絞られます。2つ残ったときは、出願が早いほうを先に仕上げてください。書いた志望理由書の中身は、もう一方の制度でも土台として使えます。
校内選考の締切は、大学の出願期間よりずっと早いことがあります。学校推薦型選抜を考えている場合は、今週中に担任の先生に校内の締切を聞いてください。
志望理由書は「問い」から書き始めると早い
残り時間が限られているときほど、書き出しの順番が効きます。「志望動機」から書こうとすると手が止まりますが、「自分が気になっていること」から書くと進みます。
【30分で初稿の骨組みを作る手順】
1. 10分:高校生活で「なんでだろう」と思ったことを、思いつくまま10個書き出す
2. 5分:その中から、1年以上気になり続けているものを1つ選ぶ
3. 5分:なぜそれが気になったのか、きっかけの出来事を1つ書く
4. 5分:その問いについて自分が調べたこと・やったことを書く
5. 5分:それでも分からなかったことを書く(これが大学で学ぶ理由になります)
この5つが揃えば、志望理由書の8割はできています。残りは、その「分からなかったこと」を扱っている学部の科目や研究分野を公式サイトで探し、つなぐ作業です。
文部科学省の実施要項では、総合型選抜において志願者本人が記載する資料を必ず評価に活用するとされています。活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書などがその例です。書類は「出せばいいもの」ではなく、評価対象そのものだという前提で書いてください。
面接対策は1日15分の積み重ねで十分
実施要項では、総合型選抜において面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)を必ず行うこととされています。学校推薦型選抜でも面接を行うこととされ、非公募型で丁寧なマッチングが図られている場合に限り、大学が面接の要否を判断できるとされています。面接は避けて通れないと考えて準備してください。
ただし、長時間やる必要はありません。1日15分を4週間続けるほうが、直前に3時間やるより効きます。
- 1週目:志望理由書を声に出して読む。言いにくい箇所を書き換える
- 2週目:提出書類の各段落に「なぜ?」を3回重ね、答えを声に出す
- 3週目:想定質問に1分で答える練習。録音して聞き直す
- 4週目:初めて会う人(先生・家族以外)に聞いてもらい、伝わるか確認する
- 話し始める前にひと呼吸置くと、早口になりにくくなります
- 結論を先に言い、理由を後に置くと、1分でも伝わります
- 答えに詰まったときは「少し考えさせてください」と言って構いません
出願まで4〜6週間のスケジュール例
- 1週目:募集要項を最後まで読む/制度を1つに絞る/高校に調査書の発行を依頼する
- 2週目:志望理由書の初稿を書く(完成度6割で次に進む)
- 3週目:学部公式サイトのカリキュラム・教員紹介を読み、接続部分を具体化する
- 4週目:第三者に読んでもらい、伝わらない箇所を直す/面接の口頭練習を始める
- 5週目:書類を清書し、記入漏れ・氏名・受験番号欄を確認する
- 6週目:出願手続き(締切が「必着」か「消印有効」かを確認)
調査書の発行には高校の事務手続きが必要で、学校によって日数が異なります。依頼は最初の週に済ませてください。
焦りが不安に変わったときに
準備が遅れていると感じると、「自分だけが出遅れている」という気持ちになりやすいものです。ただ、やるべきことの量は、始めた時期ではなく残っている作業量で決まります。募集要項を読んで、提出書類を一覧にして、期限を書き込む。この3つを終えた時点で、やることは具体的な作業に変わります。
それでも手が止まるときは、作業を小さく切ってください。「志望理由書を書く」ではなく「気になったことを10個書き出す」。「面接対策をする」ではなく「志望理由書を一度声に出して読む」。15分で終わる単位まで小さくすれば、たいていの日は始められます。
よくある質問
- Q. 9月下旬からでも総合型選抜に出願できますか。
- 大学によります。総合型選抜の出願受付は制度上9月1日以降とされていますが、実際の出願期間は大学ごとに設定され、9月中に締め切る大学もあれば、11月以降に出願期間を設ける大学もあります。志望校の募集要項で出願期間を確認してください。学校推薦型選抜であれば、出願受付は11月1日以降です。
- Q. 総合型選抜と学校推薦型選抜のどちらを選べばよいですか。
- まず志望校がどちらを実施しているかを確認し、次に校内推薦を受けられる見込みがあるかを担任の先生に相談してください。この2点でほとんどの場合は絞れます。両方が候補に残った場合は、出願時期が早いほうから仕上げると、書いた内容をもう一方にも使えます。
- Q. 面接は必ずありますか。
- 文部科学省の実施要項では、総合型選抜は面接を必ず行うこととされています。学校推薦型選抜も面接を行うこととされており、非公募型で丁寧なマッチングが図られている場合に限って大学が要否を判断できるとされています。実際の実施方法は大学ごとに異なるため、募集要項で確認してください。
出典・参考
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。