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総合型選抜は併願できる?時期の決まりと併願スケジュールの立て方

更新日 2026/10/02 / アオハルOS 編集部

総合型選抜や学校推薦型選抜を併願できるかどうかは、制度で一律に決まっているのではなく、その大学の募集要項が専願(合格したら入学することを確約する)か公募制かで決まります。まず自分の志望校がどちらかを確認し、そのうえで時期の枠組みに沿って予定を組むのが順番です。

併願できるかは「専願か公募制か」で決まる

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、学校推薦型選抜について、合格した際には入学することを入学志願者が確約して受験するものという考え方が示されています。実際の取り扱いは大学・方式ごとに異なり、専願を条件とするもの、他大学との併願を認めるもの(公募制)の両方があります。

確認の手順はこうです。

  1. 志望校の募集要項を開き、「出願資格」「出願要件」「併願」の語を探す
  2. 「合格した場合は入学を確約できる者」と書かれていれば専願
  3. 書かれていなければ、「他大学との併願を認める」等の記載があるかを探す
  4. どちらも読み取れない場合は、記載を探した範囲を控えてから、大学の入試課に問い合わせる

同じ大学でも、方式(総合型選抜、公募制推薦、指定校推薦など)ごとに条件が違います。学部単位で異なることもあるため、受ける方式の要項を1つずつ確認してください。指定校推薦は、校内選考を経て学校が推薦する仕組みのため、一般に併願はできません。校内の規定は高校の進路指導の先生に確認してください。

出願と合格発表の時期(実施要項で定められている枠)

実施要項では、選抜の種類ごとに時期の枠が示されています。令和9年度入学者選抜(2027年4月入学)の場合は次のとおりです。

選抜の種類入学願書受付合格発表
総合型選抜令和8年9月1日以降令和8年11月1日以降
学校推薦型選抜令和8年11月1日以降令和8年12月1日以降(一般選抜の試験期日の10日前まで)
一般選抜ー試験期日は令和9年2月1日〜3月25日、合格者の決定発表は令和9年3月31日まで

このほか、学校推薦型選抜の募集人員は、学部等の募集単位ごとの入学定員の5割を超えない範囲で各大学が定めることとされています。

上の表は、各大学が日程を定める際の枠です。実際の出願期間・試験日・発表日は大学ごとに異なります。必ず志望校の募集要項で確認してください。

併願パターン別の注意点

  • 私立を複数併願する: 総合型の発表(11月以降)を待つ前に、別の大学の学校推薦型(11月出願)の準備期間が重なります。書類の締切を先に並べ、書き始める日を逆算してください。
  • 専願の方式を受ける: 合格したら入学する前提になるため、出願前に学費・通学・住まいまで含めて家庭で結論を出しておく必要があります。出願後に迷うと身動きが取れません。
  • 国公立と組み合わせる: 国公立の総合型・推薦型は方式ごとに条件が細かく、共通テストの成績を課すものもあります。課される試験と、その対策に必要な時間を要項から拾って、カレンダーに書き込んでください。
  • 発表後の手続きを見落とさない: 合格後は入学手続きの締切が短いことがあります。入学金の納入期限が、他大学の発表より前に来る場合もあるため、金額と期限は出願前に確認しておくのが安全です。

入学手続きの期限や延納の扱いは大学ごとに異なります。金銭が絡む判断は、必ず募集要項と大学の案内で確認してください。

一般選抜対策との両立

  1. 出願書類の作成期間を、1方式あたり2〜3週間として先にカレンダーを押さえる
  2. 書類期間中も、主要科目の演習を毎日30分だけ残す(ゼロにすると戻すのに時間がかかります)
  3. 面接・小論文の準備は、科目学習の合間に20〜30分単位で入れる
  4. 発表日の翌週に「予定を入れない日」を作っておく(結果によって次の動きが変わるため)
  5. 一般選抜の出願時期と、年内入試の発表時期が重なる週を特に警戒する

総合型選抜では、志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接による評価を必ず行うこととされており、志願者本人が記載する資料も必ず評価に活用することとされています。書類と面接の準備は、別の作業ではなく一続きのものとして時間を取ってください。

保護者が確認しておきたいこと

  • 受ける方式が専願か公募制か(本人の認識と要項の記載が一致しているか)
  • 出願期間・試験日・発表日・入学手続きの期限を一覧にしているか
  • 検定料・入学金・納入期限の金額と日付
  • 発表が重なる時期に、家庭で判断が必要になる場面がないか
  • 併願校について、結論を急がせない形で話題にできているか

日程や手続きは年度によって変わることがあります。学校説明会の資料だけで判断せず、最新の募集要項で確認してください。

今日からできるスケジュールの立て方

  1. 受けたい方式を、大学名と方式名のセットで紙に書き出す
  2. それぞれの募集要項から、出願期間・試験日・発表日・手続き期限の4つだけを転記する
  3. 日付順に並べ替え、重なっている週に印をつける
  4. 印のついた週の2週間前に、「書類を仕上げる日」を置く
  5. 専願の方式が含まれていれば、その出願日の1週間前までに家庭で話す日を決める

この5つを終えると、何を先に書くかが決まります。迷っている段階で書き始めるより、日付を並べるほうが早く前に進みます。

よくある質問

Q. 総合型選抜に出願しながら、一般選抜の勉強を続けても間に合いますか。
両立している受験生は多くいます。鍵になるのは、書類作成の期間を先にカレンダーで確保し、その間も主要科目の演習を短時間でも続けることです。合格発表の時期と一般選抜の出願時期が重なる週を事前に把握しておくと、慌てにくくなります。
Q. 専願と書かれていなければ、他大学と併願してよいということですか。
記載がないことを根拠に併願してよいと判断するのは避けてください。併願の可否は募集要項に明記されていることが多いですが、表現が分かりにくい場合もあります。読み取れないときは、大学の入試課に直接確認するのが確実です。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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