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指定校推薦の合格後にやること|入学前課題と共通テストの判断

更新日 2026/10/22 / アオハルOS 編集部

指定校推薦で合格が決まったあとにやることは、大きく3つです。入学手続きの書類と期限を確認すること、大学から届く入学前課題に期限どおり取り組むこと、そして共通テストを受けるかどうかを高校・大学の決まりを確認して決めることです。順番に整理していきます。

合格が決まったら、まず確認する3つ

合格の通知と同時に、入学手続きの案内が届くのが一般的です。最初の数日でやることは、読むことと期限を書き出すことです。

  1. 入学手続きの書類一式を開封し、提出物と期限をすべて書き出す
  2. 学生納付金(入学料・授業料など)の納入期限と方法を確認する
  3. 高校の担任・進路指導の先生に結果を報告し、今後の手続きを確認する

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、入学手続について、合格者の負担に配慮して郵送による手続も認めるなど弾力的に実施するよう求めています(第10の2(1))。手続きの方法は大学によって郵送・オンラインなど異なるため、案内の指示どおりに進めてください。

納入期限を1日過ぎただけで手続きが無効になる場合があります。期限は家族と共有し、カレンダーに入れておくと安心です。金額や期限は大学・方式ごとに異なるため、合格後に届く入学手続き案内で必ず確認してください。

入学前課題(入学前教育)とは何か

指定校推薦をはじめ年内に合格が決まる方式では、入学までの期間が長くなります。そのため多くの大学が、入学前課題(入学前教育、入学前学習プログラムなどと呼ばれます)を用意しています。

公立大学の例では、学校推薦型選抜の合格者を対象に「入学後の教育に必要となる基礎学力の確認と学習習慣の維持」を目的として、Webの映像教材で自宅学習し、確認テストを提出する形式のプログラムが実施されています。実施期間は1月上旬から3月上旬で、学部ごとに数学・英語・生物などの科目が設定されています。

課題の形中身の例
教材+確認テスト送られた教材で学習し、確認テストを提出する
レポート課題指定されたテーマや課題図書について文章を書いて提出する
オンライン講座動画を視聴し、小テストに答える
英語の検定受験入学までに指定の検定を受け、スコアを提出する

内容も期限も大学・学部ごとに違います。「どの科目が、いつまでに、どの形式で」の3点を、届いた要項で最初に確認してください。

入学前課題は、どう扱われるのか

入学前課題は、合否をもう一度判定するためのものではなく、入学後の学習につなげるための課題として位置づけられているのが一般的です。ただし、提出が入学手続きの一部として案内されている場合や、入学後のクラス分け・補習の判断に使われる場合もあります。

  • 期限と形式を守って提出する(提出方法の指定は必ず守る)
  • 分からない問題は飛ばさず、調べた過程を残す
  • レポート課題は、設問が何を求めているかを読み直してから書く
  • 提出したものは控えを残す(入学後の授業で使うことがある)

未提出の場合の扱いは大学ごとに異なり、公表されていないこともあります。不安をあおる情報も見かけますが、まずは大学からの案内に書かれた指示を確認し、間に合わないおそれがあるときは入試課や担当窓口に早めに相談してください。

共通テストを受けるかどうか

指定校推薦の合格後に共通テストを受けるかどうかは、日程の前後関係を知っておくと判断しやすくなります。

項目令和9年度入試の日程
共通テストの出願・検定料支払期間令和8年9月15日〜10月2日
学校推薦型選抜の判定結果の発表令和8年12月1日以降
共通テスト本試験令和9年1月16日・17日

共通テストの出願締切(10月2日)は、学校推薦型選抜の合格発表(12月1日以降)より前です。つまり、合格が決まる前に出願を済ませている人が多い、という順番になります。

判断の前に確認するとよいのは次の点です。

  1. 高校として受験を勧めている(あるいは全員受験の方針がある)かどうか
  2. 大学側が入学前に共通テストの受験を求めていないかどうか
  3. 自分が、入学後の学習のために力を測っておきたいかどうか

高校・大学それぞれに方針があり、一律の正解はありません。担任や進路指導の先生に早めに相談してください。すでに出願して受けない場合の手続きについても、学校の指示を確認してください。

辞退について知っておきたいこと

指定校推薦は、合格したら入学することを前提に高校が推薦する方式です。実際に、学校推薦型選抜で「合格した場合に入学を確約できる者」を出願資格に挙げている大学の募集要項もあります。そのため、辞退は簡単に決められるものではなく、高校と大学の両方に関わります。

  • 迷っている段階で、まず担任・進路指導の先生に相談する
  • 高校ごとに決まりがあり、後輩の推薦枠に影響する場合がある
  • 大学への連絡方法・期限は、入学手続き案内の指示に従う

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、3月31日までに入学辞退の意思表示をした者について、原則として授業料等の返還に応じることとされています。ただし専願の方式や学校推薦型選抜などに例外の記載があるため、扱いは一律ではありません(第10の2(4))。具体的な取り扱いは募集要項と入学手続き案内で必ず確認してください。

入学までの数か月、何を勉強するか

合格から入学までは4か月前後あります。入学前課題だけで終わらせず、入学後に使う力を少しずつ戻しておくと、最初の学期が楽になります。

  1. 英語:毎日15分でも触れる。単語と短い英文の音読を続ける
  2. 数学:学部で使う範囲を確認し、必要なら基礎の計算を復習する
  3. 文章:レポートの形式に慣れる。要約と、根拠を示して書く練習をする
  4. 専門の入口:学部のシラバスや推薦図書を見て、1冊読んでみる
  5. 生活:学費・通学・住まいの手続きを家族と確認する
時期目安
12月入学手続き書類の提出、入学前課題の内容確認
1〜2月入学前課題に取り組む、英語・数学の復習
3月課題の提出、入学手続きの残り、通学や住まいの準備
レポート課題の書き方に迷ったら、「設問が求めていること」「自分の答え」「根拠となる資料」の3つを先に箇条書きにしてから書き始めると、全体の筋が通りやすくなります。

保護者が確認しておくこと

  • 入学料を含む学生納付金の金額と納入期限
  • 併願している場合の納入のタイミング(延納や返還の制度があるか)
  • 入学前課題に必要な環境(Web環境や教材費が必要な場合がある)
  • 通学方法と住まい(必要なら早めに探し始める)

制度の有無や金額は大学・方式ごとに大きく異なります。募集要項と合格後の入学手続き案内で必ず確認してください。

困ったときの相談先

  • 高校:担任、進路指導室(共通テストの扱い、辞退の相談、書類の発行)
  • 大学:入試課・入学手続きの担当窓口(課題の内容、期限、手続きの方法)
  • 家庭:納付金と期限の共有

迷ったまま期限が近づくのが一番困ります。分からないことが出てきたら、どちらの窓口に聞く話かを決めて、早めに連絡してください。

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よくある質問

Q. 入学前課題をやらないと合格が取り消されますか。
入学前課題は入学後の学習につなげるための課題として実施されるのが一般的で、未提出の扱いは大学ごとに異なります。公表されていない場合もあるため、間に合わないおそれがあるときは大学の担当窓口に早めに相談してください。
Q. 指定校推薦で合格した後、共通テストは受けたほうがいいですか。
高校の方針と大学からの案内によります。共通テストの出願締切は学校推薦型選抜の合格発表より前のため、すでに出願している人も多くいます。受験するかどうかは担任の先生に相談して決めてください。
Q. 合格後に遊んでいても大丈夫ですか。
高校の課程を修了することが入学の前提になるため、残りの授業と定期考査にはこれまでどおり取り組む必要があります。そのうえで、英語や数学を少しずつ続けておくと入学後が楽になります。
Q. 入学金の納入期限が併願校の発表より前に来たらどうすればいいですか。
延納や返還の制度を設けている大学もありますが、扱いは大学・方式ごとに異なります。入学手続き案内で制度の有無と期限を確認し、必要なら大学の窓口に問い合わせてください。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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