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志望理由書の字数は何割書く?「○字以内」と指定なしの目安

更新日 2026/10/21 / アオハルOS 編集部

志望理由書の字数は、要項の文言が「以内」か「程度」か「以上」かで考え方が変わります。「○字以内」なら上限を超えないことが前提で、8〜9割を目安にするのが一般的な進め方です。まず要項の文言を確認し、そのうえで足りない分は水増しではなく材料を足して埋めます。

「以内」「程度」「以上」で目安が変わる

同じ字数の数字が書かれていても、添えられた語で意味が変わります。要項や様式に書かれた文言をそのまま書き写してから、目安を決めてください。

要項の文言守るべきこと目安
800字以内800字を超えない640〜720字(8〜9割)
800字程度800字から大きく離れない720〜880字
800字以上800字を下回らない800字を少し超える程度
指定なし(枠のみ)枠からはみ出さない枠の8〜9割を埋める

実際の様式には、字数の指定が具体的に書かれています。たとえば平成国際大学の志望理由書(公募制)の様式には「本人自筆(日本語400字以内)」と記載があり、帝京大学の総合型選抜の志望理由書には「志望理由(200字程度・横書き)」と記載があります。400字以内と200字程度では、書ける内容の量も、守るべき線も違います。

「8〜9割」は一般に目安とされている数字で、大学が合否への影響を公表しているものではありません。要項に最低字数の指定がある場合は、その指定が優先です。

「○字以内」で、最低どれくらい書くべきか

「800字以内」と指定されたときに600字で出してよいかという疑問は多く見られます。考え方は2つです。

  1. 上限は超えない:1字でも超えると形式面で指定を外れます
  2. 大きく余らせない:上限は「これだけの分量で書ける内容を求めている」という意思表示なので、半分以下だと求められた分量に届いていない印象になります

8〜9割という目安は、この2つを同時に満たす範囲として使われています。800字以内なら640〜720字、400字以内なら320〜360字が目安です。

  • 上限ぎりぎりまで書くと、手書きの場合に書き損じたときの逃げ場がなくなります
  • 8割を下回るときは、字数を足すより先に「書くべき材料が足りていないのでは」と考えます
  • 逆に超えてしまうときは、後述の削る順番に従って減らします

字数指定がなく、枠だけの用紙はどう考えるか

所定用紙に罫線の枠だけがあり、字数が書かれていない様式もあります。この場合の基準は枠そのものです。

  1. 枠の行数を数える
  2. 1行に書ける字数を、自分の字の大きさで実際に1行書いて数える
  3. 行数 × 1行の字数で、枠全体の字数を出す
  4. その8〜9割を目標にする
【計算例】
1行28字 × 25行 = 700字が枠全体。目標は560〜630字。最後の2〜3行を余らせる形で収まります。

枠が何行も空いたまま提出すると、用紙の大きさから想定される分量に届いていない状態になります。一方で、行間に小さい字を詰め込んだり、枠の外に書き足したりするのは避けてください。読みにくくなるだけでなく、記入方法の指定を外れる場合があります。

様式には筆記具や記入方法の指定が添えられていることがあります。平成国際大学の様式では「黒ボールペンで記入してください」「フリクションは使用不可」「横書きで書くこと」と指定されています。帝京大学の様式でも「黒のボールペンを使用し、本人の自筆で記入してください」と記載があります。消せるボールペンや鉛筆が使えない様式では、下書きを別の紙で完成させてから清書してください。

字数が足りないとき、水増しせずに増やす4つの材料

字数が足りない原因は、文章力ではなく材料不足です。同じことを言い換えて伸ばすと、読みにくくなるうえ内容は増えません。足すのは次の4つです。

  1. 経験の場面:いつ、どこで、誰と、何をしたかを一文で加える(「部活動で」→「3年生の春、吹奏楽部で30人のパート練習の進め方を見直したとき」)
  2. 気づいた瞬間:その経験の中で考えが変わった一点を書く
  3. その後に残った問い:今も考え続けている疑問を一文にする
  4. 大学で確認できる事実とのつながり:学科ページや開講科目の一覧で確かめた科目名・分野名を使って、学びたいことと結ぶ
【材料を足す前】
「地域の課題に関心があり、経済学を学びたいと考えています。」(29字)
【材料を足した後】
「3年生の夏、祖母の住む商店街で空き店舗が増えていることを知り、店主の方に話を聞きました。設備を新しくした店ほど客足が戻っていない例があり、支援の効果は何によって決まるのかという疑問が残りました。この問いを、経済学科で学べる地域経済の分野から考えたいと考えています。」(135字)

増えたのは字数ではなく、読み手が判断できる情報です。4つの材料は、どれも面接で深掘りされたときに話せる内容なので、後の準備にもそのまま使えます。

字数を超えたときに最初に削る表現

上限を超えたときは、内容ではなく表現から削ります。削る順番を決めておくと、意味が変わるまで削ってしまう事故を防げます。

  1. 前置き:「私は〜と思います」「〜ではないでしょうか」を「〜である」に変える
  2. 重複する接続表現:「そして」「また」「さらに」が3つ以上続いていないか
  3. 一般論:「現代社会においては」「グローバル化が進む中で」のような、誰が書いても同じ一文
  4. 同じ内容の繰り返し:第1段落と最終段落で同じことを言っていないか
  5. 修飾語:「とても」「非常に」「しっかりと」
  • 削ってはいけないのは、経験の具体的な場面と、学科と結びつける固有名詞の部分です
  • 1文が60字を超えている箇所は、2文に分けると字数が増えずに読みやすくなります

手書きの用紙で字数を合わせる段取り

手書きの所定用紙では、書き始めてから字数を調整するのが最も難しい部分です。清書の前に次の順で進めてください。

  1. 下書きを別の紙(できれば同じ行数の方眼紙やワープロの原稿設定)で完成させる
  2. 1行の字数と改行位置を下書きで確定する
  3. 段落の先頭の1字下げ、句読点の位置を含めて行数を数える
  4. 鉛筆で薄く当たりをつけるか、下書きを下に敷いて清書する
  5. 清書は時間に余裕のある日に行う(締切前日に初めて清書しない)
【段取りの目安】
下書き完成まで3日、推敲1日、清書1日。清書で書き損じたときに書き直せる余白を残します。

清書で書き間違えた場合の修正方法(修正テープや二重線の可否)は、要項の「記入上の注意」に指定があることがあります。指定がない場合は自己判断せず、高校の先生に相談してください。

提出前チェックリスト

  1. 要項の文言(「以内」「程度」「以上」)を書き写して確認したか
  2. 字数が目安の範囲に入っているか、上限を超えていないか
  3. 枠だけの用紙の場合、枠の8〜9割が埋まっているか
  4. 筆記具・自筆・横書きなどの記入方法の指定に従っているか
  5. 経験の場面に、いつ・何をしたかが具体的に入っているか
  6. 学科名・科目名などの固有名詞に誤りがないか
  7. 書いた内容すべてについて、面接で理由を聞かれても答えられるか

字数は年度や学部で変わるため、最終確認は必ず最新の募集要項で行ってください。材料が足りず字数が埋まらないときは、アオハルOSの「しぼりゆ」で対話しながら経験の整理と構成案づくりを月1回無料で試せます。書いた文章は「テンサクン」で月2本まで無料で添削でき、登録だけ・カード不要で結果まで進められます(有料プランは月980円、専門塾の100分の1ほどの価格です)。

よくある質問

Q. 志望理由書は何割書けばいいですか。
「○字以内」の指定なら8〜9割が一般的な目安です。800字以内なら640〜720字程度です。ただし合否への影響を大学が公表しているわけではないため、要項に最低字数の指定がないかを必ず確認してください。
Q. 志望理由書に字数制限なしと書かれている場合は何字書けばよいですか。
所定用紙の枠が基準になります。1行の字数と行数から枠全体の字数を計算し、その8〜9割を目標にしてください。枠を大きく余らせたり、行間に詰め込んだりするのは避けます。
Q. 800字以内の指定で、800字を少し超えてもよいですか。
「以内」は上限の指定なので、超えない前提で書いてください。超えてしまったときは、前置きや一般論、重複する接続表現から削ると、内容を保ったまま減らせます。
Q. 字数が足りないときは、同じことを言い換えて増やしてもよいですか。
言い換えでの水増しは読みにくくなるだけで、読み手が判断できる情報は増えません。経験の具体的な場面、気づいた瞬間、残っている問い、大学で確認できる事実とのつながり、の4つを足して埋めてください。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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