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志望理由書のオンライン添削の使い方|自己PRとの違いと下書きの準備

更新日 2026/10/06 / アオハルOS 編集部

志望理由書のオンライン添削は、白紙の状態から使うより、下書きの形をある程度整えてから出したほうが得られるものが多くなります。この記事では、自己PRとの書き分け、出願前に確認すべき書類名、添削結果を直す順番までを整理します。

志望理由書と自己PRは何が違うのか

この2つは混ざりやすいのですが、答える問いが違います。志望理由書は「なぜこの大学・学部で学びたいのか」、自己PRは「自分には何ができるのか」に答える書類です。志望理由書の中心は大学側の教育内容との接点であり、自己PRの中心は自分の強みと、それを示す行動の事実です。

この違いは、入試制度の設計にも対応しています。文部科学省は「総合型選抜」における評価方法の改善点として、「志願者本人の記載する資料(例:活動報告書、入学希望理由書、学修計画書等)を積極的に活用」する方針を示しています。入学希望理由書と活動報告書が別に例示されているように、「学びたい理由」と「これまでにしてきたこと」は別の資料として扱われる想定です。

書き分けの判断に迷ったら、文の主語を見てください。「この学部では〜を学べる」「◯◯研究室では〜を扱っている」と大学側が主語になる文が中心なら志望理由書寄り、「私は〜をしてきた」が中心なら自己PR寄りです。どちらも必要ですが、志望理由書の中で自己PRの話に字数を取られすぎると、「なぜこの大学か」が薄くなります。

  • 志望理由書: 学びたいこと → そのために必要な環境 → この大学にその環境がある理由 → 卒業後にどうしたいか
  • 自己PR: 強みの一言 → それを示す具体的な行動 → 結果や変化 → 入学後にどう活かすか

大学によって書類の名前が違う

「志望理由書」という名前で統一されているわけではありません。実際の募集要項を見ると、学部ごとに名称が異なることがあります。武蔵大学の2027年度総合型選抜では、経済学部・人文学部英語英米文化学科・国際教養学部が「志望理由書」、人文学部ヨーロッパ文化学科には「学科適性理由書」という書類があり、社会学部は「自己紹介書」となっています。

名前が違えば、求められている中身も変わります。「自己紹介書」とある書類に、学部の研究内容の話だけを書くと、聞かれていることに答えていない状態になりがちです。また、志望理由と活動報告が1枚にまとまっている形式もあります。文化学園大学の2027年度総合型選抜では、「志望理由書・活動報告書(本人記入)」という様式が用意されています。

添削に出す前に、次の3点を募集要項で確認してください。

  1. 書類の正式名称と、設問文(「〜について記入してください」の部分)
  2. 字数制限または記入欄の大きさ、手書きかワープロ可か
  3. 提出する書類の組み合わせ(志望理由書だけか、活動報告書や学修計画書も要るか)

様式や字数は年度によって変わります。受験する年度の募集要項で必ず確認してください。

オンライン添削でできること・できないこと

オンライン添削が得意なのは、文章として成立しているかどうかの確認です。具体的には、設問に答えているか、主張と根拠がつながっているか、一文が長すぎないか、同じ言葉を繰り返していないか、抽象的な表現が残っていないかといった点です。提出直前でも短い時間で回せるのが利点です。

一方、オンライン添削では判断しにくいこともあります。

  • 書かれていない事実の掘り起こし。本人が話していない体験は、文章からは見えません
  • 校内選考の慣習や、学校ごとの提出手順
  • 面接での聞かれ方との整合。これは模擬面接のほうが向いています
  • 合否の見通し。これは誰にも判断できません

つまり、添削は「書いたものを良くする」工程であって、「何を書くか」を決める工程ではありません。ネタ出しの段階では、自分で書き出す作業が先に必要です。

添削に出す前に用意しておく下書きの形

下書きが箇条書きのメモだけだと、返ってくる指摘も一般的なものになります。次の形まで整えてから出すと、具体的な指摘が返ってきます。

  1. 設問文をそのまま写しておく(何に答える文章かを明示する)
  2. 字数の目標を書いておく(例: 800字以内)
  3. 結論の一文を先に書く(「私は◯◯を学ぶために△△学部を志望する」)
  4. 理由を2つまでに絞り、それぞれに具体的な場面を1つずつ添える
  5. 大学側の具体的な要素を1つ以上入れる(科目名、研究テーマ、プログラム名など)
  6. 入学後にしたいことを一文で書く
私は、地域の公共交通が縮小する中で住民の移動をどう支えるかを学ぶために、◯◯学部を志望する。地元のバス路線が1系統減り、祖母が通院の方法を変えたことが出発点だった。◯◯学部の「地域政策」の科目では、交通と生活圏の関係を扱うと示されている。入学後は、自分の住む地域のデータを使って、代替手段の検討を進めたい。

この6点が入っていれば、添削では文の精度の話に進めます。逆に3番の結論が決まっていない状態で出すと、添削の大半が「まず結論を決めましょう」で終わってしまいます。

返ってきた指摘を直す順番

指摘が10個以上返ってくると、どこから直すか迷います。次の順番で進めると、やり直しが少なくなります。

  1. 設問に答えているか(答えていなければ、構成からやり直す)
  2. 結論の一文が明確か
  3. 理由と具体例の対応が取れているか
  4. 大学側の具体的な要素が入っているか
  5. 一文の長さ、重複表現、言葉の統一
  6. 誤字、表記のゆれ、字数の調整

1〜4は構成の問題なので、先に直さないと、5と6の作業が無駄になります。表現の修正から手をつけたくなりますが、骨組みを動かすと表現も書き直しになるためです。

直したあとは、もう一度同じ観点で見てもらうと、修正によって新しくずれた箇所が見つかります。1回で仕上げるより、構成の回と表現の回に分けて2回通すほうが、総時間は短くなることが多いです。

無料で試せる範囲と学校の先生との使い分け

アオハルOSのテンサクンは、志望理由書や自己PRを貼り付けると、設問とのずれ、根拠の不足、抽象的な表現などの改善点を返します。登録だけ・カード不要で無料で試せます。何度も回したい場合は、専門塾の100分の1の費用感で使えるPro(月980円)もあります。

学校の先生の添削とは、役割を分けるのがおすすめです。先生は、校内選考の事情や、本人の活動を知っている立場からの指摘ができます。オンライン添削は、提出前に何度でも回せること、夜でも使えることが利点です。先生に見てもらう前に文章の形を整えておくと、先生との時間を内容の相談に使えます。

よくある質問

Q. 無料の添削だけで提出まで仕上げられますか。
文章の形を整えるところまでは進められます。ただし、志望理由書は書いた本人しか知らない事実が核になるため、提出前に学校の先生など、あなたの活動を知る人にも一度見てもらうことをおすすめします。
Q. 志望理由書と自己PRで、同じ体験を使ってもいいですか。
同じ体験を使っても構いません。ただし切り口を変えてください。志望理由書では「その体験から何を学びたくなったか」、自己PRでは「その体験で自分が何をしたか」に重心を置くと、2枚が重複しません。
Q. 手書きの志望理由書でも添削は使えますか。
文章を入力し直せば使えます。ただし記入欄の大きさに収まるかは、実際の用紙で確認が必要です。清書の前に、鉛筆で一度書いて行数を数えておくと安全です。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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