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立教大学の自由選抜入試とは|志望理由書の書き方と面接の備え方
更新日 2026/09/20 / アオハルOS 編集部
立教大学の自由選抜入試は、総合型選抜にあたる入試です。この記事では、公式に公開されている情報から確認できる範囲で、出願資格の調べ方、志望理由書の組み立て方、選考への備え方を整理します。結論から言うと、まず「自分が出願する学部の募集要項を最後まで読む」ことが最短の準備です。学部ごとに条件も選考内容も違うため、一般論から入ると遠回りになります。
立教大学の自由選抜入試は「総合型選抜」にあたる入試
自由選抜入試という名前は立教大学独自のものですが、制度上の位置づけは総合型選抜です。総合型選抜は、文部科学省の「大学入学者選抜実施要項」で運用のルールが定められています。令和9年度(2027年度)入学者選抜の実施要項では、総合型選抜の入学願書受付は令和8年9月1日以降、合格発表は令和8年11月1日以降と示されています。つまり、秋の時期に出願と選考が進む入試だということです。
同じ実施要項では、総合型選抜について「面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)」を必ず行うこと、そして志願者本人が記載する資料を必ず評価に活用することが示されています。活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書などがその例として挙げられています。ここから分かるのは、自由選抜入試の準備は「書いた書類」と「話す内容」の両方が評価の対象になる、という前提で進めるべきだということです。
実施要項は年度ごとに更新され、各大学の実際の日程はこの範囲の中で大学が決めます。出願期間・試験日・合格発表日は、必ず立教大学が公開している最新年度の入試要項で確認してください。
出願資格は学部・学科ごとに違う ― 最初に確認する3点
立教大学が公開している特別入試のQ&Aでは、自由選抜入試の出願資格は学部・学科(専修)ごとに異なると説明されています。また、出願資格の中には「都道府県大会ベスト8以上」のように条件が明確に定められているものがあり、その場合は条件を満たしている必要があるとされています。つまり「立教の自由選抜入試の出願資格」という一つの答えは存在せず、志望学部の要項を見るしかありません。
確認する順番は次の3点です。
- 志望する学部・学科が、その年度に自由選抜入試を実施しているか
- その学部の出願資格に、数値や実績で定められた条件が含まれているか
- 出願に先立って「出願資格審査」が必要な区分に自分が当てはまるか
併願についても公式に説明があります。立教大学内で複数の学部に出願することはできませんが、試験日程が重複しない他の入試との併願は可能とされています。一方で、帰国生入試とは試験日が2日間にわたるため併願できないとされています。他大学との併願自体は認められていますが、立教大学での勉学に強い意欲を持っていることが重要だと示されています。
併願の可否や出願資格審査の対象は年度によって変わる可能性があります。出願前に必ず最新の入試要項で確認してください。
志望理由書は「問い→探究→学部の専門性」の順に組み立てる
自由選抜入試の志望理由書でつまずきやすいのは、「大学の魅力」から書き始めてしまうことです。大学のパンフレットに書いてある言葉をなぞると、誰が書いても同じ文章になります。順番を逆にして、自分の中にある問いから書き始めると、その人にしか書けない文章になります。
【構成の型】
1. 問い:高校生活の中で、自分が気になり続けている具体的な問題や疑問(1〜2文)
2. きっかけ:その問いを持つことになった出来事。日付・場所・人数など具体で書く
3. 探究:その問いに対して自分が実際に調べた・動いたこと、そこで分かったこと
4. 限界:自分だけでは分からなかったこと。ここが大学で学ぶ理由になる
5. 接続:その「分からなかったこと」を扱っている学部の科目・分野・研究領域
6. 学修計画:入学後の4年間で何をどう学ぶか
5番目の「接続」を書くために、学部公式サイトのカリキュラム表や科目一覧、教員の研究紹介を読みます。立教大学経済学部の公式サイトでは、自由選抜入試で求める学生像として、国際的視野を持って経済学の知識を活かしたい人、決められた正解のない課題に対して自分の納得感を見いだす能力と姿勢を身につけたい人、社会に対して能動的に働きかけ貢献したい人、政治・経済の知識と統計学などの数学的分析手法を使って諸問題を分析・解明したい人といった方向性が示されています。こうした記述は学部ごとに異なるので、志望学部の公式ページで同じ性質の記述を探し、自分の問いと重なる部分を志望理由書の接続部分に使います。
求める学生像の表現を志望理由書にそのまま写すと、かえって中身が薄くなります。自分の問いを説明したあとで、「だから、この学部で学ぶ必要がある」とつなぐ形にしてください。
選考の流れと、面接・筆記への備え方
選考の流れは学部によって異なりますが、公式に公開されている例として、立教大学経済学部の自由選抜入試では一次選考が書類選考、二次選考で筆記試験と面接を実施すると示されています。この形であれば、一次を通るための書類と、二次で話す内容・書く内容の両方を準備することになります。
なお、立教大学は特別入試のQ&Aで、総合評価のため各項目の詳しい評価方法は公開していないこと、面接試験の内容も入試要項に記載がある場合を除いて回答していないことを明らかにしています。つまり「立教の自由選抜の面接ではこう聞かれる」という断定的な情報は、公式には存在しません。ネット上の体験談をなぞるより、自分が提出した書類から聞かれることに備えるほうが確実です。
準備の考え方はシンプルです。
- 提出した志望理由書の一文ずつに「なぜ?」を3回重ねて、自分で答えを用意しておく
- 活動の実績は、数字(期間・回数・人数・規模)で言えるようにしておく
- 「分からなかったこと」を聞かれたときに、正直に説明できるようにしておく
- 筆記試験がある学部は、過去に公開されている出題方針や科目の範囲を要項で確認する
| 準備する対象 | やること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 志望理由書 | 問いと探究を書き出して構成を作る | 最初の1週間 |
| 書類の読み返し | 一文ずつに「なぜ」を重ねる | 提出後すぐ |
| 面接の口頭練習 | 声に出して答える。録音して聞き直す | 1日15分 |
| 筆記試験 | 要項に書かれた範囲を確認して演習 | 学部により異なる |
出願までのスケジュールの立て方(塾に通っていなくても進められる)
自由選抜入試の準備は、書類を書く期間と、書類を人に見てもらう期間の2つに分けて考えると進めやすくなります。特に調査書は高校に発行を依頼する必要があり、依頼から受け取りまでに時間がかかります。学校によって手続きが違うので、出願期間が分かった時点で担任の先生に依頼の方法と必要な日数を確認してください。
- 出願4〜6週間前:志望学部の入試要項を最後まで読み、出願資格と提出書類を一覧にする
- 同じ週:高校に調査書の発行を依頼する(必要な日数を先生に確認する)
- 出願3〜4週間前:志望理由書の初稿を書く。完成度は6割でよい
- 出願2〜3週間前:学部公式サイトを読み直し、接続部分を具体化する
- 出願1〜2週間前:先生や第三者に読んでもらい、伝わらない箇所を直す
- 出願1週間前:書類一式を揃え、記入漏れと締切の時刻を確認する
締切は「必着」か「消印有効」かで準備すべき日数が変わります。要項の表記を必ず確認してください。
保護者ができる事務面のサポート
保護者の方ができることは、内容に口を出すことよりも、手続きを支えることです。入試要項の締切と提出方法を一緒に確認する、調査書の発行依頼の進み具合を声に出して確認する、郵送や決済の手続きを分担する、といった事務面の支援は、本人の作業時間をそのまま増やします。
志望理由書の中身について意見を言いたくなったときは、「ここはどういう意味?」と質問の形にするほうが、本人の言葉が引き出せます。書き直しの指示は、本人が納得していないと文章の一貫性を壊してしまいます。
よくある質問
- Q. 立教大学の自由選抜入試は、塾に通っていないと難しいですか。
- 公式には、塾の利用を前提とした記述はありません。準備の中心は、志望学部の要項を読み込むこと、自分の問いと探究を書き出すこと、書いたものを声に出して確認することです。いずれも一人でも進められます。第三者に読んでもらう機会だけは、先生や添削サービスなどで確保しておくと安心です。
- Q. 面接ではどんな質問をされますか。
- 立教大学は、入試要項に記載がある場合を除いて面接試験の内容は公開していないとしています。そのため事前に質問を特定することはできません。文部科学省の実施要項では、総合型選抜で志願者本人が記載した資料を必ず評価に活用するとされているので、提出した書類の内容を自分の言葉で説明できる状態にしておくのが、もっとも確実な備えです。
- Q. 他の大学と併願できますか。
- 立教大学のQ&Aでは、他大学との併願は認められるとされています。ただし立教大学内で複数の学部に出願することはできず、帰国生入試とは試験日が2日間にわたるため併願できないとされています。年度によって扱いが変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
出典・参考
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。