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面接で最近気になるニュースを聞かれたときの答え方と選び方
更新日 2026/10/22 / アオハルOS 編集部
面接で「最近気になるニュース」を聞かれたときは、志望分野と少しでもつながる話題を1つ選び、「出来事を2文 → なぜ気になったか → 自分ならどう考えるか」の順に話すと組み立てやすくなります。ニュースの知識量を競う質問ではないため、選び方と話す順番を決めておけば十分に対応できます。
この質問で見られていること
文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜・学校推薦型選抜について、志望分野への意欲や適性をみる面接による評価を行うこととされています(第3の1(2)(3))。つまり面接は、知識を確かめる場ではなく、学びたいことと本人の考え方のつながりを見る場として位置づけられています。
その流れで見ると、「最近気になるニュース」は次の3つを同時に確かめやすい質問です。
- 志望する分野に、普段から関心を向けているか
- 出来事を自分の言葉で整理できるか
- 自分の立場から考えを述べられるか
逆に言えば、大きな事件や難しい政策を選ばなければいけない質問ではありません。小さな話題でも、自分の学びとつながっていて、考えを述べられるなら十分に成り立ちます。
ニュースの選び方——3つの基準
選ぶときは、次の3つを満たすものを探します。3つすべてを満たす話題が1つ見つかれば、当日はそれで答えられます。
- 志望分野と少しでもつながる(学部の学びと重なる部分がある)
- 自分の意見が持てる(賛成・反対、あるいは「どう進めるべきか」を言える)
- 情報源をたどれる(新聞、公的機関の発表など、出どころを言える)
| 志望分野 | 探すとよい話題の方向 |
|---|---|
| 教育・教員養成 | 学校現場の制度変更、学習の支援、学校と地域の連携 |
| 看護・医療・福祉 | 地域医療の体制、介護や在宅支援、健康に関する統計 |
| 経済・経営・商学 | 物価や雇用の動き、地域産業、消費行動の変化 |
| 情報・工学 | 技術の社会への広がり、インフラの維持、安全性の議論 |
| 法・政策・国際 | 制度の見直し、国際的な協力の枠組み、地域の行政課題 |
| 農・環境 | 食料の生産と流通、気候に関する統計、地域資源の活用 |
志望学部に完全に一致しなくても問題はありません。「自分の学びたいことと、どこがつながるか」を一言添えられるかどうかが大切です。
答え方の型(出来事2文 → なぜ → 自分の考え)
話す順番を固定しておくと、本番で言葉に詰まりにくくなります。おすすめは次の3段構えです。
- 出来事を2文で説明する(何が、どこで、どうなったか)
- なぜ気になったのかを述べる(自分の経験や志望分野とのつながり)
- 自分ならどう考えるかを一文で述べる
最近気になったのは、地域の公共交通の見直しについての報道です。利用者が減った路線で運行の本数や形を変える取り組みが各地で進んでいると知りました。私の住む地域でもバスの本数が減り、祖母が通院に困っている様子を見ていたので、関心を持ちました。私は、便数を一律に減らすのではなく、通院や通学の時間帯に絞って残す工夫が必要だと考えています。大学では、こうした地域の課題を数字で確かめる方法を学びたいと考えています。
全体で45秒から1分程度が目安です。長くなりすぎると途中で区切られることがあるため、最初は短く答え、追加の質問で広げるつもりで用意してください。
話す速さには個人差があります。実際に声に出して時間を測り、自分の1分が何文字くらいかを確かめておくと、長さの調整がしやすくなります。
深掘り質問への備え方
この質問は、答えたあとに追加の質問が来ることが多いです。あらかじめ3方向の問いに一言ずつ用意しておくと、落ち着いて答えられます。
- 「その問題の原因は何だと思いますか」→ 原因を1つに絞って述べ、他の要素もあると添える
- 「反対の立場からは、どう言えると思いますか」→ 反対の理由を1つ挙げてから、それでも自分がこう考える理由を述べる
- 「それはどこで知りましたか」→ 新聞名や公的機関の発表など、情報源を言う
- 「あなたなら何ができますか」→ 高校生・学生としてできる範囲の行動を具体的に述べる
答えが分からない質問もあります。その場合は「そこまでは調べられていません。ただ、〜の点は確かめました」と、分かる範囲と分からない範囲を分けて答えるほうが、曖昧に話すより伝わります。
情報源の探し方と確かめ方
出どころを言えるかどうかで、答えの説得力が変わります。次の順で確かめておくと安心です。
- 新聞や報道で話題を知る(見出しだけでなく本文を読む)
- その話題のもとになっている発表や資料を探す(省庁・自治体・公的機関のサイト)
- 数字が出てくる話題なら、統計のページで元の数値を確認する
- 日付と出どころをメモする(「いつの、どこの発表か」を言えるようにする)
政府の統計は e-Stat(政府統計の総合窓口)から探せます。大学入試の制度に関する話題なら、文部科学省の大学入試情報提供サイトに資料がまとまっています。数字を引用する場合は、うろ覚えの数値を言うより「正確な数は覚えていませんが、増える傾向にあると資料で見ました」と述べたほうが安全です。
避けたい答え方
- 「特にありません」で終える(1つ用意しておけば避けられます)
- 出来事の説明が長く、自分の考えが入らない
- 情報源が分からないまま、聞いた話として述べる
- 特定の政治的立場に寄った主張を強く述べる(制度や課題の話として述べる)
- 事件や事故の内容を詳しく話すだけで、学びとのつながりがない
- 志望分野とのつながりを自分から説明しない
迷ったときは、「この話題は、自分が学びたいことのどこに関わるか」を一文で言えるかどうかを基準にしてください。言えない話題は、別の話題に替えたほうが答えやすくなります。
面接前日までの準備チェックリスト
- 志望分野に関わる話題を2つ用意する(本命と予備)
- それぞれ、出来事を2文に書き出す
- なぜ気になったかを、自分の経験と結びつけて1〜2文で書く
- 自分の考えを一文で書く
- 情報源(新聞名・発表元)をメモする
- 声に出して読み、45秒から1分に収まるか測る
- 深掘りの3問(原因・反対の立場・情報源)に一言ずつ用意する
面接の形式や評価の方法は大学・方式ごとに異なります。時事に関する質問があるかどうかも含めて、志望校の募集要項と入試情報ページで必ず確認してください。
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よくある質問
- Q. 志望学部に関係ないニュースでも大丈夫ですか。
- 完全に一致しなくても構いません。大切なのは、その話題と自分の学びたいことのつながりを一言説明できることです。つながりを説明できない話題なら、別の話題に替えるほうが答えやすくなります。
- Q. ニュースはいつのものまで話していいですか。
- 明確な決まりはありませんが、「最近」と聞かれているので、直近数か月のうちに自分が知った話題を選ぶのが無難です。時期を聞かれたときに「いつの報道か」を言えるよう、日付をメモしておきましょう。
- Q. 政治や事件のニュースを話してもいいですか。
- 話してはいけないわけではありませんが、特定の立場を強く主張する形は避け、制度や課題としてどう考えるかを述べる形にすると伝わりやすくなります。扱いが不安な話題は、別の候補を用意しておくと安心です。
- Q. 当日、用意した話題を忘れてしまったらどうすればいいですか。
- 無理に思い出そうとせず、自分の生活や地域で見聞きした出来事から話し始めても構いません。出来事を2文で述べ、なぜ気になったかと自分の考えを添える、という順番は同じです。
出典・参考
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。