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法政大学GIS(グローバル教養学部)自己推薦入試|志望理由書の組み立て方

更新日 2026/09/24 / アオハルOS 編集部

法政大学グローバル教養学部(GIS)の自己推薦入試を考えているなら、最初にやることは対策情報を集めることではなく、学部が公式に示しているアドミッション・ポリシーを読むことです。GISのアドミッション・ポリシーは5項目で、しかもかなり具体的です。この5項目は、そのまま志望理由書の設計図として使えます。

法政大学グローバル教養学部(GIS)はどんな学部か

GISの最大の特徴は、授業の言語です。大学ポートレートに掲載されている法政大学グローバル教養学部の学部の特色では、「1年次からすべての科目を英語で教授します。講義だけでなく、ディスカッションやプレゼンテーション、レポートや論文の執筆もすべて英語です」と説明されています。英語の授業がある学部ではなく、英語が学びの前提になっている学部だと考えてください。

規模についても記載があります。同ページでは「演習(ゼミ)をはじめ、授業は平均20名程度の徹底した少人数制です」とされています。また、学部独自の Overseas Academic Study Program(OAS)により、2年次または3年次に協定大学で4〜10か月間の海外留学が可能であることも示されています。

この3点(全科目英語・平均20名程度の少人数・留学制度)は、志望理由書を書くうえで重要な意味を持ちます。少人数で議論しながら学ぶ環境では、「教わりにいく人」より「自分の問いを持ち込む人」のほうが力を発揮しやすいためです。志望理由書でも、知識を受け取りたいという書き方より、自分が追いかけている問いを示す書き方のほうが、この学部の環境と噛み合います。

入試制度:区分と要件は必ず最新の要項で確認する

法政大学入試情報サイトのGIS(グローバル教養学部)の入試制度のページでは、自己推薦入試として「自己推薦 春入学S基準」「自己推薦 春入学A基準」が案内されており、これとは別に「秋学期入学入試」も設けられています。つまり、GISの自己推薦入試はひとつではなく、基準の異なる区分に分かれています。

出願資格、英語資格・検定試験のスコア要件、提出書類の名称と字数、出願期間、試験日、合格発表日、入学検定料は、区分ごと・年度ごとに定められています。この記事ではこれらの数値を示しません。必ず法政大学が公開している最新年度の自己推薦入学試験要項で確認してください。要項は法政大学入試情報サイトの「入試要項・入試ガイド」から入手できます。

ここで気をつけたいのは、ネットや口コミで見かける「GISの出願条件は◯◯」という情報の多くが、どの区分・どの年度の話なのかが書かれていない点です。S基準とA基準では求められる水準が異なりますし、春入学と秋入学でも日程が違います。自分が受ける区分の要項を1冊決めて、出願資格・提出書類・字数・日程・検定料の5点を自分の手で書き出すところから始めてください。

アドミッション・ポリシー5項目を志望理由書の設計図にする

法政大学が公開している学部ごとの学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)では、GISについて次の5点が示されています。

  1. 本学部のカリキュラムを十分に消化し得るだけの基本的な学力を有すること
  2. 柔軟な発想と論理的思考力を有すること
  3. 学部の理念と教育目標を十分理解していること
  4. 継続的かつ能動的に勉学に励む意欲がありそのような習慣を身につけていること
  5. 世界基準での英語の授業についていけるだけの十分な英語力を有すること

この5項目は、そのまま書類のチェックリストになります。書き上げた志望理由書を読み返し、どの段落がどの項目に対応しているかを確認してみてください。

項目書類のどこで示すか
1 基本的な学力調査書と、探究や課題への取り組みの記述
2 柔軟な発想と論理的思考力問いの立て方と、結論に至る筋道の書き方そのもの
3 学部の理念と教育目標の理解なぜ他学部ではなくGISなのかを説明する段落
4 継続的・能動的な学習習慣1年以上続けた取り組みの、期間・頻度・役割
5 十分な英語力英語資格のスコアと、英語を使って実際に何をしたか

この表は、公開されているアドミッション・ポリシーをもとに、志望理由書の構成を考えるための整理です。評価基準そのものではありません。

5項目のうち、多くの人が手薄になるのが3番です。「国際的な学びに興味がある」だけでは、他大学の国際系学部すべてに当てはまってしまいます。学部公式サイトで実際に開講されているセミナーのテーマを見て、自分の関心と重なるものを具体的に挙げられるかどうかが分かれ目になります。

志望理由書の組み立て方(問い → 活動 → 英語での学び)

字数は区分・年度によって異なりますが、組み立ての順番は共通して使えます。

  1. 高校生活の中で1年以上気になり続けている問いを1つ決める
  2. その問いに関して実際に動いたこと(調べた・読んだ・行った・作った)を、期間・回数・役割を数字で書く
  3. その活動を通して自分に分かったことを書く
  4. 自分だけでは分からなかったこと、届かなかったことを書く
  5. その「分からなかったこと」を、GISのどのセミナーテーマ・分野で扱えるかを学部公式サイトで探す
  6. 4と5を1本の文章としてつなぐ

中心は4番です。「やり遂げました」で終わる文章は、字数を使っても読後に何も残りません。「ここまでは分かったが、この先は自分では届かなかった」と書ける人は、大学で学ぶ理由がその一文で伝わります。

【組み立ての例】
「〇〇という出来事をきっかけに、△△はなぜ起きるのかという問いを持ち続けてきた。高校2年の探究活動では□□を1年間調べ、〜までは分かった。しかし◇◇については、日本語の資料だけでは扱えないところで行き詰まった。英語で書かれた研究や、異なる背景を持つ人との議論を通じて、この点を掘り下げたいと考えている。」

英語で学ぶ学部だからこそ、「英語を勉強したい」で終わる志望理由書は弱くなります。英語は学ぶ対象ではなく、学ぶための道具として位置づけられているためです。英語を使って何を調べたいのか、誰と議論したいのかまで書けると、5項目のうち3番と5番の両方に届きます。

英語力は「スコア+使った経験」で示す

英語資格・検定試験の要件は要項で定められているため、まずその条件を満たすことが出発点になります。そのうえで、志望理由書で書けることが1つあります。それは、英語を使って実際に何をしたかです。

  • 英語の記事や論文を読んで、自分の探究に使った
  • 海外の人と、オンラインでも対面でも、テーマを決めて話した
  • 英語でプレゼンテーションやレポートを書いた経験がある
  • 英語の情報と日本語の情報で、書かれていることが違った経験がある

4つ目は特に書きやすい材料です。同じ話題でも言語によって論じ方が違うと気づいた経験は、「英語の授業についていける」という以上のことを示します。スコアの数字は要項の条件を満たしているかどうかを示すだけですが、使った経験は、入学後にその力をどう使うつもりなのかまで伝えます。

有効な英語資格・検定試験の種類やスコアの扱いは年度・区分によって異なります。必ず最新の入学試験要項で確認してください。

面接で問われやすい観点

文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜について、志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うこととされています。また、詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせて総合的に評価すること、志願者本人の記載する資料を必ず評価に活用することも示されています。

ここから分かるのは、面接は書類と切り離された別の試験ではなく、提出した書類を土台にして行われるということです。備え方は3つです。

  1. 提出した志望理由書を声に出して読み、言いにくい箇所を書き直しておく(書き言葉のままでは話せません)
  2. 各段落に「なぜそう考えたのか」を自分で3回問い直し、答えを用意しておく
  3. 自分の問いと活動を、1分と3分の2パターンで説明できるようにしておく

面接の形式、使用言語、時間、実施方法は区分・年度によって異なります。英語での質疑を含むかどうかも含め、必ず募集要項で確認してください。

出願までの準備スケジュール例

日程は区分によって異なるため、ここでは出願日からの逆算で示します。塾に通っていない場合の目安として使ってください。

  1. 出願6週間前:自分が受ける区分の要項を最後まで読み、提出書類と字数を一覧にする
  2. 出願5週間前:高校に調査書の発行を依頼する(先生の作業時間が必要です)
  3. 出願4週間前:志望理由書の初稿を書く(完成度6割で次へ進む)
  4. 出願3週間前:英語資格のスコア証明書など、取り寄せが必要な書類を確認する
  5. 出願2週間前:第三者に読んでもらい、伝わらない箇所を直す
  6. 出願1週間前:清書・記入漏れの確認・出願手続きと郵送手段の確認

英語資格・検定試験のスコア証明書は、発行や送付に日数がかかることがあります。出願直前に慌てないよう、必要な証明書の種類と入手にかかる日数を早めに確認してください。

保護者ができる事務面のサポート

保護者の方が担いやすいのは、内容ではなく手続きの部分です。自己推薦入試では、Web上の出願手続きと書類の郵送が別々の期限になっていることがあり、片方だけを見ていると見落としが起きます。英語資格の証明書を第三者機関から取り寄せる必要がある場合は、その日数も計算に入れる必要があります。提出先・締切・必要書類・納入期限の4点を、家族の目でもう一度確認してあげてください。

書類の中身に意見を言いたくなったときは、「ここはどういう意味?」と質問の形で聞くほうが、本人の言葉を引き出せます。添削はテンサクンにも任せられます。

無料で試せます

アオハルOSのしぼりゆは、問いと活動のメモを入れるだけで志望理由書の構成案を作ります。書き上げた文章は、テンサクンが構成・具体性・説明不足がないかまで含めた添削レポートにして月2本まで無料で返します。登録だけ・カード不要で結果まで受け取れます。専門塾の100分の1、Proでも月980円で、いつでも解約できます。今日は、アドミッション・ポリシー5項目を紙に書き写して、自分がどれに答えられるかを確かめるところから始めてみてください。

無料で試す(高校生): https://app.bluespring.co.jp/try?for=highschool

保護者の方へ: https://app.bluespring.co.jp/parents

よくある質問

Q. 法政大学GISの自己推薦入試には、どんな区分がありますか。
法政大学入試情報サイトのGISの入試制度のページでは、「自己推薦 春入学S基準」「自己推薦 春入学A基準」が案内されており、別に秋学期入学入試も設けられています。区分ごとに出願資格や提出書類が異なり、年度によって変わることもあるため、必ず最新年度の自己推薦入学試験要項で確認してください。
Q. 英語の資格は必ず必要ですか。スコアはどれくらい必要ですか。
求められる英語資格・検定試験の種類とスコアは、区分・年度ごとに要項で定められています。この記事では具体的な数値を示していません。募集要項で必ず確認してください。なお、学部が公開しているアドミッション・ポリシーでは「世界基準での英語の授業についていけるだけの十分な英語力を有すること」が示されており、英語が学びの前提になっている学部であることは確かです。
Q. 志望理由書には何を書けば、この学部らしくなりますか。
「英語を学びたい」ではなく、「英語を使って何を掘り下げたいか」を書くと、学部の性格と噛み合います。大学ポートレートに掲載された学部の特色では、1年次からすべての科目を英語で教授し、討論やレポートも英語で行うこと、平均20名程度の少人数制であることが示されています。自分の問いを議論に持ち込む姿勢が伝わる書き方を意識してください。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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