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学校推薦型選抜の面接でよく聞かれる質問|総合型との違い
更新日 2026/09/28 / アオハルOS 編集部
学校推薦型選抜の面接は、総合型選抜と重なる質問が多い一方で、「高校から推薦を受けた立場」であることが前提になる点が違います。聞かれ方の違いを押さえておけば、準備する答えの数はそれほど増えません。
学校推薦型選抜の面接で聞かれること
学校推薦型選抜は、文部科学省の大学入学者選抜実施要項において、出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料としつつ評価・判定する方法として位置づけられています。推薦書には、大学のアドミッション・ポリシーに対応する志願者本人の学習歴や活動歴を踏まえた評価の記載が求められます。つまり面接官の手元には、あなたが高校でどう過ごしたかを高校側が書いた資料があります。
そのため質問は、書類に書かれた内容を確かめる方向に向かいます。よく聞かれるのは次のような質問です。
- なぜこの大学・学部を志望したのか
- 高校の推薦を受けようと思った理由
- 高校生活で力を入れて取り組んだこと
- 入学後に学びたいこと、卒業後に考えていること
- 調査書・志願書に書いた活動について、より詳しく
- 併願の有無、他大学に合格した場合の進路
質問の範囲・面接の形式(個人/集団、時間、口頭試問の有無)は大学・学部ごとに異なります。必ず募集要項で確認してください。
総合型選抜の面接と違うポイント
令和9年度(2027年度)の大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜および公募制の学校推薦型選抜について、志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うこととされました。指定校推薦などの非公募型については、大学が面接の要否を判断できるとされています。また、2026年春の入試で面接を課していなかった区分には、遅くとも2029年度入試までに導入するという移行の余地が示されています。
制度上の位置づけの違いは、質問の向きにあらわれます。
| 観点 | 総合型選抜 | 学校推薦型選抜 |
|---|---|---|
| 出願の立場 | 志願者本人の意志で出願する公募制 | 高校長の推薦に基づいて出願する |
| 主な資料 | 志望理由書など本人が作成した書類 | 調査書を主な資料としつつ推薦書等 |
| 面接で重く問われやすい点 | 大学で何を学び、どう取り組むか | 高校でどう過ごし、なぜ推薦に値するか |
| 併願の扱い | 大学ごとに異なる | 専願を要件とする場合がある |
総合型選抜では「これから何をするか」に比重がかかり、学校推薦型選抜では「これまでどうだったか」を確かめる質問が増えやすい、という違いとして捉えておくと準備しやすくなります。
「なぜ推薦を選んだのか」への答え方
学校推薦型選抜ならではの質問です。答えにくいのは、「評定が足りていたから」「担任に勧められたから」という事実が先に頭に浮かぶからでしょう。事実を隠す必要はありませんが、その先を続けてください。型は三段です。
- 志望が先にあったことを述べる(この学部で学びたいと決めていた)
- 推薦という制度がその志望に合っていた理由を述べる(高校での取り組みを評価してもらえる方式だった)
- 推薦を受けるにあたって自分がしたことを一つ添える(評定の維持、活動の継続など)
私は入学後に地域福祉を学びたいと考えており、その分野の実習が必修になっている貴学部を第一志望にしていました。学校推薦型選抜は、高校三年間の学習と課外活動をあわせて見ていただける方式だと知り、志望に合っていると考えて出願しました。三年間、評定を落とさないことと、福祉施設でのボランティアを続けることを自分の課題にしてきました。
「先生に勧められた」だけで止めると、志望が受け身に聞こえます。勧められた事実は、志望を述べたあとに一言添える程度で十分です。
高校生活の取り組みを聞かれたときの型
学校推薦型選抜では、この質問が中心になることも珍しくありません。実績の大きさよりも、何を考えて動いたかが伝わるかどうかが分かれ目です。40〜60秒で話せる長さにまとめます。
- 何に取り組んだか(一文)
- そのとき困ったこと、うまくいかなかったこと(一文)
- 自分が変えた具体的な行動(二文)
- 結果と、そこから続いていること(一文)
- 役職や大会成績がなくても成立します。「毎朝の練習の出席率を記録して共有した」のような具体的な行動が話の中心になります
- 複数の活動を並べず、一つに絞ってください。深掘りの質問は必ずその一つに来ます
- 調査書や志願書に書いた活動と食い違わないよう、提出書類の控えを読み返しておきます
校内選考の基準や推薦の要件は高校ごとに異なります。評定・出席・活動の要件は、担任や進路指導の先生に確認してください。
併願・進路変更を聞かれたときの答え方
学校推薦型選抜は、専願(合格したら必ず入学する)を要件とする場合があります。まず自分が出願する方式が専願かどうかを募集要項で確認してください。
専願の場合、併願していないことを前提に、入学の意思を一文で述べれば足ります。「合格したら入学します」と言い切る形で構いません。併願が認められている方式では、他大学も受けている事実を隠す必要はありません。ただし、順序は「貴学が第一志望である」を先に置き、併願の事実はそのあとに短く添えます。
貴学部が第一志望です。学びたい分野が近い他大学も一般選抜で出願する予定ですが、貴学部の実習科目を理由に第一志望としています。
専願の方式で併願している場合は、出願要件そのものに関わります。判断を自分でせず、募集要項の記載と高校の先生への確認を優先してください。
面接前日までにやっておくこと
- 提出した志願書・活動報告書の控えを読み返し、深掘りされそうな箇所に印をつける
- 志望理由を40秒版と15秒版の二通りで声に出して言えるようにする
- 高校生活の取り組みを一つに絞り、困ったこと・変えた行動・結果の順で話せるようにする
- 併願・専願の扱いを募集要項で確認し、答える一文を決めておく
- 学部の必修科目やカリキュラムを大学の公式サイトで確認し、名称を一つ挙げられるようにする
- 会場・集合時間・持ち物・服装の指定を募集要項で最終確認する
答えを一字一句覚える準備は、詰まったときに立て直しにくくなります。結論の一文だけ固め、理由は言い回しが変わっても同じ内容になる状態を目指してください。
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よくある質問
- Q. 学校推薦型選抜の面接でも、総合型選抜と同じ答えを使い回せますか。
- 志望理由と入学後の学びは、多くの部分を共通で使えます。加えて「なぜ推薦を選んだのか」と高校生活の取り組みを、学校推薦型選抜用に用意しておくと安心です。
- Q. 指定校推薦でも面接はありますか。
- 令和9年度の実施要項では、非公募型の学校推薦型選抜については大学が面接の要否を判断できるとされています。実施するかどうかは大学によって異なるため、募集要項で必ず確認してください。
- Q. 推薦してもらった理由を、自分の口から言うのは自慢に聞こえませんか。
- 聞かれているのは自己評価ではなく、あなたが何に取り組んだかです。「三年間続けたこと」を事実として述べれば、評価の言葉を使わずに答えられます。
出典・参考
- 文部科学省 令和9年度大学入学者選抜実施要項(第3 入学者の選抜/学校推薦型選抜・総合型選抜に関する記載)
- 文部科学省 入学者選抜実施要項(一覧ページ)
- 河合塾 Kei-Net 公募型年内入試で面接必須に 2027年度入試から
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。