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大学 面接 入退室マナー|ノックの回数とカバンの置き方、流れの基本

更新日 2026/10/23 / アオハルOS 編集部

大学入試の面接の入退室マナーは、「ノック→返事を待って入る→ドアを閉める→あいさつ→案内されてから座る」という流れを押さえておけば十分です。ノックの回数やお辞儀の角度は解説によって違い、そこで合否が決まるものではありません。この記事では基本の流れ、迷いやすい点の考え方、集団面接とオンライン面接での違いを整理します。

入室から退室までの基本の流れ

まず全体の流れを押さえます。会場の指示が優先ですが、指示がない場合の標準的な流れは次のとおりです。

  1. 控室で呼ばれるのを待つ(携帯電話の電源は切っておく)
  2. 名前を呼ばれたら返事をし、面接室のドアの前へ
  3. ノックをする
  4. 「どうぞ」「お入りください」の返事を待ってからドアを開ける
  5. 入室し、ドアの方を向いて静かに閉める
  6. 面接官の方を向き、「よろしくお願いします」とあいさつして一礼
  7. 椅子の横まで進み、受験番号と氏名を言う(指示があれば)
  8. 「お座りください」と案内されてから座る
  9. 面接が終わったら「ありがとうございました」と言って一礼
  10. 椅子の横に立ち、ドアまで進む
  11. ドアの前で面接官の方を向き、もう一度一礼してから退室する

覚えることが多いように見えますが、実際に見られているのは「落ち着いて行動できるか」です。手順を1つ飛ばしたことより、慌てて声が聞こえないことの方が影響します。

退室後も、建物を出るまでは試験時間だと考えて行動してください。控室や廊下での私語は避けます。

ノックの回数やあいさつのタイミングは解説によって違う

「ノックは2回か3回か」「『失礼します』はドアを開ける前か後か」は、調べるほど答えが分かれます。これは、どれかが間違っているというより、大学入試の面接で統一された作法が公的に定められていないためです。

文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項では、総合型選抜について「志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む。オンラインによる実施を含む。)による評価を必ず行う」とされています。評価の対象として挙げられているのは「志望する学問分野に対する意欲や適性等」で、入室時の作法そのものではありません。

したがって、次のように考えるのが現実的です。

  • ノックの回数は2回でも3回でも構わない。強く叩かず、間隔を置いて落ち着いて叩く
  • 「失礼します」はドアを開けた後、入室してから言うのが一般的。開ける前に言う形でも問題になりません
  • お辞儀は角度を測らなくてよい。背筋を伸ばし、頭だけでなく腰から前に倒し、一度止めてから戻す
  • 迷ったら、静かに・ゆっくり・はっきりを優先する

「ノックは3回が正解」と断定する解説もありますが、回数の違いで評価が下がるという根拠は、大学が公表している資料では確認できません。回数を気にするより、返事を待ってから開けることの方が大切です。

カバン・コートの置き方

迷いやすい点なので、基本形を示します。

持ち物置き方の基本
カバン座る椅子の横(利き手側でない方)の床に、立てて置く
コート入室前にたたんで腕にかけ、入室後はカバンの上に重ねて置く
傘会場の傘立てに置く。室内に持ち込まない
書類(受験票など)指示があるまでカバンに入れたまま
  • カバンは椅子に掛けたり、膝に乗せたりしません。倒れにくいよう、底が安定する向きで床に置きます。
  • コートは控室で脱いでおくと、入室時に手間が減ります。
  • 置くときに音を立てないよう、一度しゃがんでから置きます。片手で投げるように置くと音が出ます。
  • 会場に荷物置き場が用意されている場合は、その案内に従います。

荷物の扱いを会場で指定することもあります。当日の案内が、ここに書いた一般形より優先です。

集団面接では入退室の形が変わる

集団面接(複数の受験生が同時に面接室に入る形式)では、個人面接と流れが変わります。

  • 入室は列で行うため、ノックは先頭の人だけが行う場合が多い。係の指示に従います
  • 全員が入室して席の横に並び、合図で一緒に一礼する形がよく取られます
  • 着席も、全員への案内を待ってから同時に座ります
  • あいさつや受験番号の発声は、順番に行うことが多い。前の人の声量に合わせる必要はなく、自分がはっきり言えば十分です
  • 退室も列で行うため、前の人との間隔を空けて進みます

他の人が話している間の姿勢も見られています。相手の方を見てうなずく、メモを取る指示があれば従う、といった基本で十分です。

面接の形式は大学・学部・方式ごとに違います。たとえば山形大学が公開している令和9年度入学者選抜に関する要項では、学部や方式によって「面接(口頭試問を含みます。)及び集団討論を実施」「面接(プレゼンテーション,口頭試問を含みます。)」など、課される内容が異なることが示されています。自分の受ける方式がどの形式なのかを、要項で確認してください。

オンライン面接では何が変わるか

オンライン面接では、入退室の作法より「環境と時間の管理」が重要になります。実際の大学の募集要項には、具体的な指示が書かれています。九州産業大学が公開している令和9年度(2027年度)総合型選抜(オンライン方式)の学生募集要項では、次のような指定がされています。

  • 「指定の時間までに指定されたURLから入室してください。」
  • 「試験開始後、20分以上遅刻してログインした場合は、受験することができません。」
  • 「受験をする部屋は個室とし、同室に他の人が居ないようにしてください。」
  • 「二次選考の試験当日は、本人確認に使用する受験票のみを机上に置いて受験してください。」
  • 「映像が安定して確認できるよう、機器を固定した状態で使用してください。」

ここから分かるのは、オンラインでは遅刻の基準、同室者の有無、机上に置けるものが明確に決められていることです。ノックや着席の作法を練習する以上に、次の準備が効きます。

  1. 指定時刻の10分前には接続できる状態にしておく
  2. 個室を確保し、家族に時間を伝えておく
  3. 机の上を片づけ、指定されたもの以外を置かない
  4. 端末を固定する(手持ちにしない)
  5. イヤホンマイクと通信環境を前日に試す
  6. 画面に映る範囲の背景を確認する

指定内容は大学ごとに違います。使用するツール、遅刻の扱い、不正行為の定義まで要項に書かれているため、必ず自分の受ける大学の要項を読んでください。

なお、オンラインでの入室時にも、画面がつながったら「よろしくお願いします」とあいさつし、終わりに「ありがとうございました」と伝える点は対面と同じです。カメラの位置は目線の高さに合わせ、画面ではなくカメラを見て話すと、相手に目が合っているように映ります。

迷ったときは会場の案内に従う

当日は、係員や掲示による案内があります。ここに書いた一般形と案内が違う場合は、案内が優先です。

  • 「ノックは不要です」と掲示がある会場もあります
  • 荷物を控室に置いて入室するよう指示される場合があります
  • ドアが開いたままになっていて、ノック自体が不要な場合があります
  • 入室前に受験票の確認を求められる場合があります

案内と違う行動を取ってしまっても、その場で言い直したり、落ち着いて指示を聞き直せば問題ありません。黙って固まってしまうことの方が、面接官に伝わりにくくなります。聞き取れなかったときは「もう一度お願いできますか」と言って構いません。

前日・当日朝の最終チェック

  • 会場までの経路と所要時間(遅延時の代替経路も)
  • 集合時刻と受付場所(要項・受験票の記載を再確認)
  • 持ち物(受験票、筆記用具、生徒手帳、上履きの要否)
  • 服装(制服の指定、コートの扱い)
  • 携帯電話の電源を切るタイミング
  • オンラインの場合は接続テスト、個室の確保、充電
  • 入退室の流れを一度だけ声に出して通す(覚え直しではなく、確認のため)

前日に新しい作法を覚え直す必要はありません。流れを一度通し、早く寝る方が当日の声の出方に効きます。

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よくある質問

Q. 大学の面接でノックは何回するのが正しいですか。
大学入試の面接で統一された回数は定められておらず、2回でも3回でも問題になりません。強く叩かず、間隔を置いて落ち着いて叩き、「どうぞ」の返事を待ってから開けることの方が大切です。
Q. 面接でカバンはどこに置けばいいですか。
座る椅子の横の床に、立てて置くのが基本です。椅子に掛けたり膝に乗せたりはせず、しゃがんで音を立てずに置きます。会場で荷物置き場の案内がある場合は、その指示に従ってください。
Q. 推薦の面接が明日です。入退室のマナーは今から間に合いますか。
間に合います。覚えるのは「ノック→返事を待って入る→静かにドアを閉める→あいさつ→案内されてから座る」の流れだけで十分です。細かい作法の違いで合否が決まるものではないため、残りの時間は話す内容の確認と睡眠に使ってください。
Q. 入室のときに失敗したら、評価に影響しますか。
手順を1つ飛ばした程度で評価が決まるとは考えにくく、評価の観点は募集要項に示されます。実施要項でも面接で評価するのは志望分野への意欲や適性等とされています。その場で落ち着いて言い直すか、指示を聞き直して進めてください。

出典・参考

入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。

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