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青山学院大学の総合型選抜「自己推薦」|志望動機・理由書の書き方と選考の流れ
更新日 2026/09/23 / アオハルOS 編集部
青山学院大学の総合型選抜を調べると、「総合型選抜」という名前の入試が見つかりにくいかもしれません。青山学院大学では、総合型選抜にあたる入試が「自己推薦入学者選抜」という名称で案内されているためです。結論から言うと、最初にやるべきことは対策情報を集めることではなく、志望する学部・学科の自己推薦入学者選抜要項を1冊、最後まで読み通すことです。出願資格も提出書類の字数も、学科ごとに別々に定められているからです。
青山学院大学の総合型選抜は「自己推薦入学者選抜」という名前
青山学院大学の入学広報部が公開している入学者選抜要項は、「自己推薦入学者選抜要項 ○○学部 ○○学科」という形で、学科ごとに1冊ずつ発行されています。つまり「青山学院大学の総合型選抜の出願条件」として一括りに説明できるものはなく、学科ごとに要項が分かれているのが前提です。
この作りは、準備の進め方にそのまま影響します。他の受験生や先輩から聞いた「評定はこれくらい必要」「志望理由書は何字」という情報は、その人が受けた学科の話であって、自分が受ける学科には当てはまらないことがあります。まず自分の学科の要項を入手し、出願資格・提出書類・字数・日程・検定料の5点を、自分の手でノートに書き出すところから始めてください。
実施学科・募集人員・出願資格・日程は年度により変わります。この記事は2027年度の要項で公開されている範囲を紹介するものです。出願前に必ず青山学院大学が公開している最新年度の入学者選抜要項で確認してください。
2027年度・文学部史学科の要項で確認できること
学科ごとに条件が違うといっても、要項に何が書かれているかのイメージがないと読み始めにくいものです。2027年度の文学部史学科の自己推薦入学者選抜要項では、次のような内容が公開されています。
| 項目 | 文学部史学科(2027年度) |
|---|---|
| 募集人員 | 約13名 |
| 出願資格 | 2027年3月に高等学校卒業見込み等/本学科を第一志望とする/全体の学習成績の状況4.0以上、または3.8以上かつ世界史探究もしくは日本史探究の評定平均4.5以上 |
| Web登録期間 | 2026年9月17日〜10月1日 23:59 |
| 書類郵送 | 2026年9月28日〜10月1日(必着) |
| 提出書類 | 調査書(学校長厳封)/志望動機・理由書(1,200字以内)/入学者選抜課題(2,000字以内) |
| 選考方法 | 第1次審査:書類審査/第2次審査:筆記試験(論述)と面接 |
| 第2次審査日 | 2026年11月23日(月・祝) |
| 入学検定料 | 第1次15,000円・第2次20,000円(別途Web出願システム利用料1,400円) |
ここから読み取れることが3つあります。1つ目は、出願資格に成績の条件があり、教科によって別の基準が用意されている場合があること。2つ目は、提出物が志望動機・理由書だけでなく「入学者選抜課題」という別の文章課題を含むこと。3つ目は、検定料が第1次と第2次で分かれており、第2次に進んだ段階で追加の納入が必要になることです。
合格発表日など、この記事で日付を示していない項目は、必ず要項の該当ページで確認してください。他学科の条件はこの表とは異なります。
志望動機・理由書1,200字の組み立て方
字数は学科によって違いますが、組み立ての考え方は共通して使えます。1,200字は「書ききれない」より「埋まらない」で困る人のほうが多い分量です。次の順番で材料を集めると、手が止まりにくくなります。
- 高校生活の中で1年以上気になり続けている問いを1つ決める
- その問いに関して実際に動いたこと(調べた・読んだ・行った・作った)を、期間・回数・役割を数字で書く
- その活動を通して自分に分かったことを書く
- 自分だけでは分からなかったこと、届かなかったことを書く
- その「分からなかったこと」を扱っている学科の科目名・研究分野を、学科公式サイトのカリキュラムや教員紹介で探す
- 4と5を1本の文章としてつなぐ
中心は4番です。「やり遂げました」で終わる文章は、1,200字を使っても読後に何も残りません。逆に「ここまでは分かったが、この先は自分では届かなかった」と書ける人は、大学で学ぶ理由がその一文で伝わります。
【組み立ての例】
「〇〇という出来事をきっかけに、△△はなぜ起きたのかという問いを持ち続けてきた。高校2年の探究活動では□□を1年間調べ、〜までは分かった。しかし◇◇については史料の読み方が分からず行き詰まった。この点を、貴学科の△△に関する科目・演習を通じて学びたいと考えている。」
5番を飛ばして「貴学部で学びたい」とだけ書くと、他大学のどの学部にも当てはまる文章になります。学科公式サイトで具体的な科目名・分野名を1つ挙げられるかどうかが、固有性の分かれ目です。
志望理由書以外の提出物にも、同じ準備が効く
文学部史学科の例では、志望動機・理由書とは別に「入学者選抜課題(2,000字以内)」の提出が求められています。学科によって、こうした課題レポートや活動報告の提出が加わることがあります。
一見、別々の準備が必要に見えますが、材料は共通です。上の手順の1〜5で集めた「問い・動いたこと・分かったこと・分からなかったこと」は、志望動機・理由書では「なぜこの学科か」に向けて使い、課題文章では「何をどう考えたか」に向けて使います。順番と重心を変えるだけで、同じ材料を両方に配分できます。
やってはいけないのは、2つの書類に同じ段落をそのまま貼ることです。読み手には同じ内容が2回届くことになり、2,000字ぶんの情報量が失われます。書き終えたら2つを並べて読み、重なっている段落がないかを確認してください。
第2次審査(筆記・面接)への備え方
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜について、志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む)による評価を必ず行うこととされています。つまり、面接は総合型選抜の中で省略されることのない評価の場です。
備え方として有効なのは次の3つです。
- 提出した志望動機・理由書を声に出して読み、言いにくい箇所を書き直しておく(書き言葉のままでは話せません)
- 各段落に「なぜそう考えたのか」を自分で3回問い直し、答えを用意しておく
- 自分の問いと活動を、1分と3分の2パターンで説明できるようにしておく
大学は面接での具体的な質問内容を公開していません。ネット上の断片的な質問例をなぞるより、自分が提出した書類の中身から聞かれることを想定するほうが確実です。書類が面接の台本になる、という関係を意識してください。
出願までの逆算スケジュール
文学部史学科の例ではWeb登録が9月17日開始、書類郵送の締切が10月1日必着でした。ここから逆算すると、準備は8月中には動き出している必要があります。塾に通っていない場合の目安として、次の順番をおすすめします。
- 出願6週間前:学科の要項を最後まで読み、提出書類と字数を一覧にする
- 出願5週間前:高校に調査書の発行を依頼する(担任の先生の作業時間が必要です)
- 出願4週間前:志望動機・理由書の初稿を書く(完成度6割で次へ進む)
- 出願3週間前:課題レポートなど、もう1つの提出文章に取りかかる
- 出願2週間前:第三者に読んでもらい、伝わらない箇所を直す
- 出願1週間前:清書・記入漏れの確認・Web登録と郵送手段の確認
調査書は依頼から受け取りまでに時間がかかります。9月に入ってから依頼すると間に合わないことがあるため、早めに担任の先生へ相談してください。
保護者ができる事務面のサポート
保護者の方が担いやすいのは、内容ではなく手続きの部分です。自己推薦入学者選抜では、Web登録の期間と書類郵送の期間が別々に設定されていることがあり、片方だけを見ていると見落としが起きます。第1次と第2次で検定料の納入が分かれている場合もあります。提出先・締切・必要書類・納入期限の4点を、家族の目でもう一度確認してあげてください。
書類の中身に意見を言いたくなったときは、「ここはどういう意味?」と質問の形で聞くほうが、本人の言葉を引き出せます。添削はテンサクンにも任せられます。
無料で試せます
アオハルOSのしぼりゆは、問いと活動のメモを入れるだけで志望理由書の構成案を作ります。書き上げた文章は、テンサクンが構成・具体性・説明不足がないかまで含めた添削レポートにして月2本まで無料で返します。登録だけ・カード不要で結果まで受け取れます。専門塾の100分の1、Proでも月980円で、いつでも解約できます。今日は、気になり続けている問いを1つ書き出すところから始めてみてください。
無料で試す(高校生): https://app.bluespring.co.jp/try?for=highschool
保護者の方へ: https://app.bluespring.co.jp/parents
よくある質問
- Q. 青山学院大学に「総合型選抜」という名前の入試はありますか。
- 青山学院大学では、総合型選抜にあたる入試が「自己推薦入学者選抜」という名称で案内されており、学部・学科ごとに要項が発行されています。実施している学科、募集人員、出願資格は年度により変わるため、志望する学科の最新年度の入学者選抜要項で確認してください。
- Q. 志望動機・理由書は何字で書けばいいですか。
- 学科によって異なります。2027年度の文学部史学科の要項では志望動機・理由書1,200字以内、入学者選抜課題2,000字以内とされていますが、これは史学科の条件です。自分が受ける学科の要項に書かれた書類名と字数を、必ず自分で確認してください。
- Q. 評定平均が足りないと出願できませんか。
- 出願資格に成績の条件が定められている場合、その条件を満たす必要があります。ただし文学部史学科の2027年度要項のように、全体の学習成績の状況が4.0以上、または3.8以上かつ特定の科目の評定平均が4.5以上、というように複数の基準が用意されていることがあります。条件の立て方は学科ごとに異なるため、募集要項で必ず確認してください。
出典・参考
入試日程・提出書類・字数などは大学・学部・年度によって異なります。出願前に必ず志望校の最新の募集要項をご確認ください。